「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」Episode2で早くも“心臓の爆弾”が作動!
近日公開予定の映画版と連動し、原作者である吉田修一監修のオリジナルストーリーで展開していくWOWOWの連続ドラマW「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」。心臓に爆弾を埋め込まれた諜報組織AN通信のエージェント、鷹野一彦(藤原竜也)が、新人エージェントの田岡亮一(竹内涼真)と共に国際都市博覧会の建設地爆破事件の調査を行い、その裏に潜む巨大利権をめぐる陰謀に巻き込まれていく姿が描かれるポリティカル・サスペンスだ。
24日に放送されたEpisode1では鷹野と田岡がバディを組み、建設地に仕掛けられた巨大爆弾を解除するのだが、実はそれはダミーであったことが判明。2人の目の前であえなく爆発してしまうところで幕を閉じた。そして31日に放送されたEpisode2では、中国の裏組織によって爆弾犯に仕立てあげられた2人が調査を開始。かつて鷹野の教育係で、8年前に死んだはずの桜井(安藤政信)というエージェントの関与を疑い始めた矢先、2人は裏組織に拘束されてしまう。さらに香港で浦組織に潜入中のエージェント山下(市原隼人)も窮地に立たされることに…。
Episode1では爆弾を解除する際に繰り広げられる『ミッション:インポッシブル』(96)さながらの宙吊りアクションが大きな見どころとなったが、今回はなんといっても緊迫した肉弾戦だ。鷹野と田岡が裏組織の手先たちと格闘する地下駐車場でのシーンや、クライマックスで鷹野が果敢に敵に向かっていく姿に、裏組織に潜り込んだ山下が銃撃戦のなかを俊敏に退避する姿。そうしたアクションをよりスリリングに盛り立てていくのが、早くも起爆装置が作動してしまった心臓の爆弾にほかならない。
AN通信のエージェントは皆「定期連絡を怠ると、情報を持ち逃げしたとみなされ爆発する」爆弾が胸に埋め込まれており、文字通り命がけの任務に挑んでいる。それは同時に、胸に傷がある=AN通信のエージェントだと証明することとなるわけだ。山下はそれが潜入する諜報員にとってのもうひとつの“爆弾”であることを理解した上で、なんらかの形で傷を隠し、裏組織を欺く。一方で、そうした必要不可欠な危機管理を見破れずにいた田岡は、山下が窮地に陥る様に取り乱してしまうのである。田岡の抱える“人間臭さ”というこの上ない弱点は、今後の物語におけるひとつのカギになっていくのではないだろうか。
第3話の予告映像では、鷹野と田岡を救いだした謎の覆面男の正体が明かされ、死んだはずの男が鷹野の前に現れる。さらに中尊寺(石橋蓮司)を追うNPO法人の職員、落合香(多部未華子)の過去が明らかになりそうな予感も…。風間が落合のデータを確認してつぶやいた「あの子か…」という言葉の真意とは果たして?連続ドラマW「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」Episode3は、6月7日(日)22時よりWOWOWプライムにて放送される。
文/久保田 和馬
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