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「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」Episode4で描かれる、“エージェント鷹野”誕生の瞬間

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「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」Episode4で描かれる、“エージェント鷹野”誕生の瞬間

8年前に死んだはずだったAN通信のエージェントの桜井(安藤政信)が生きていたことを知り、単独行動で追い始めた鷹野(藤原竜也)は裏組織に捕らえられた桜井を救出。かつて兄のように慕っていた“存在してはいけない男”とついに再会を果たすことになる。近日公開の映画版と連動するWOWOW連続ドラマW「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」は中盤の折り返し地点を過ぎ、14日に放送されたEpisode4では鷹野がエージェントとして成長していくまでの重要な“過去”が描かれた。

「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」後半戦に突入!
「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」後半戦に突入!

14年前、風間(佐藤浩市)に連れられて故郷の島を離れた鷹野(日向亘)はAN通信に入り、教育係となる桜井と出会う。派手な車に乗って女癖が悪い桜井から、他人の記憶に残らないように“自分の存在を消す”ことなどのエージェントとしての心得を教わる鷹野。さらに毎日のように突発的に始まる格闘の訓練や爆弾の設置の美学などを通し、着実に信頼関係を築いていく2人。そして桜井は、AN通信を引退する35歳を迎えたまさにその日に、鷹野の前で絶命するのだ。

【写真を見る】なぜ桜井は死を偽装したのか…!?安藤政信&藤原竜也の共演にしびれる
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AN通信のエージェントは、35歳になると心臓に埋め込まれた爆弾が外され、自由が与えられると言われている。しかし桜井はそれが偽りであると見抜き、自ら爆弾の回路を焼き切り死んだことにして、ひっそりと生きてきたのである。自分と同じように“自由の身”となることを誘う桜井に対し、頑なに拒む鷹野。8年前の別れの夜、鷹野に向けて桜井が言い放った“最後の教え”である「どんな辛いことが起きても内面を掘り起こすな。そこにはなにもない。自分の見たものだけを記憶し、それをお前の人生にしろ」という言葉は、その翌日に訪れた桜井の死を示唆していただけではないのかもしれない。

Episode4では鷹野がAN通信に入ったばかりの物語が展開
Episode4では鷹野がAN通信に入ったばかりの物語が展開

藤原と安藤が共演を果たすのは、本作と同様にWOWOWが製作し社会現象を巻き起こした問題作『バトル・ロワイアル』(00)以来、実に20年ぶりだ。当時まだデビューから3年しか経っておらず、初々しい姿の藤原は主人公を演じ、一方で安藤は殺人マシーンと化した謎の転校生役で台詞が一切無い難役を務めていた。同作の中盤には、逃げる藤原をマシンガンを持った安藤が追いかけ互いに銃を向け合うというシーンが登場。こうして再共演を果たした2人が再び銃を向け合う姿を見ると、そのシーンを思い出さずにはいられない。

連続ドラマW「太陽は動かない −THE ECLIPSE−」はWOWOWプライムにて絶賛放送中
連続ドラマW「太陽は動かない −THE ECLIPSE−」はWOWOWプライムにて絶賛放送中

鷹野と桜井の2度目の別れが訪れたと思った矢先、車を走らせた桜井を捕らえに現れる謎の集団。都市博妨害計画の証拠そのものである桜井は、裏切った中国組織と同時に中尊寺(石橋蓮司)らからも追われる身となっており、この集団はどちらの差し金によるものなのか…。さらに裏組織は桜井を殺すために謎の刺客を日本に送り込む。いよいよクライマックスへと差し掛かる次週のエピソードは、これまでで一番ド派手なアクションが待ち受けているに違いない。「太陽は動かない -THE ECLIPSE-」Episode5は6月21日(日)に放送される。

文/久保田 和馬

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