キャサリン妃、ブランド不明の赤&黒ブラウスでリモート公務の意味は!?
連日リモートで、英国民に寄り添った活動を行っているキャサリン妃が、自身がパトロンを務めるアクション・オン・アディクション(Action on Addiction)が運営する、依存症治療センター「クラウズ・ハウス」のバーチャルツアーに参加した。
新型コロナウイルスの感染拡大下でのロックダウンの影響で、ドメスティック・バイオレンスやアルコール依存症などが増えていることが世界的な社会問題となっているが、イギリスでも、「アルコール依存で悩む人が増えた」という深刻な事態が起きているという。調査会社「YouGov」によれば、コロナ禍で、依存症を抱える人の39%が、せっかく克服した依存症が再発したもしくは、克服途中で元の状態に戻ってしまったこと、12歳から25歳の若年層の依存症が増えていることが明らかになっているが、相談すらできない人たちも多く存在することから、実態はさらに深刻だということも明らかになった。また24%の人が、克服するのになんらかの助けが必要だと考えていることから、同センターが果たす役割がますます重要になっており、キャサリン妃は、ビデオ会談したスタッフらの功績をねぎらうと共に、母親が同センターで依存症を克服したという女性を激励するなど、さらなるサポートと訪問を誓った。
キャサリン妃が、スタッフらと神妙な面持ちながらも、持ち前の笑顔で話している動画が、ケンジントン宮殿の公式Instagramでお披露目されているが、この日は、両サイドを後ろでまとめたヘアスタイルに、3月のアイルランド訪問でつけていた英国発ダニエラ・ドレイパーのゴールドのイヤリングを使い回し。リモート公務ではラウンドネックの装いが多いが、先日、英国発ビューロ・ロンドンの赤と白のプリント地に白い襟のワンピースを着ていたのに続いて、襟の内側が黒い襟付きの赤いブラウスを着用していた。
通常であれば、各メディアが、バストアップの写真からでもいち早くキャサリン妃が着用している衣類のブランドを明らかにするのだが、今回はブランドが不明のまま。「Evening Standard」などは、「着回しがお得意なキャサリン妃だが、このブラウスは新しいアイテムで、米国発ロゼッタ・ゲッティのものとよく似ている」と指摘しているが、これについてはさまざまな憶測があるようだ。
米ミネソタ州で、白人警察官に執拗に首を押さえつけられ亡くなったアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドの人種差別的な死を受け、世界的に抗議活動が広まっており、SNSを通じて賛同しない企業やセレブたちには、非難の声もあがるという事態が起きている。
しかし、英王室の慣例では、公の場で政治的な発言や意思表明をすることは禁じられている立場にあり、メーガン妃も、英王室を離脱していなければコメントすることすらできなかったという。そんななかでも、2018年のハリウッドのセクハラ問題を発端に巻き起こった“タイムズ・アップ”のムーブメントの最中に行われた英国アカデミー賞の授賞式で、セクハラ抗議のための黒いドレスをキャサリン妃が着ていなかったことに一部から非難の声があがったのと同様に、今回も、ウィリアム王子とキャサリン妃がなんのコメントもしないことを非難するコメントも寄せられている。
もし、このブラウスが憶測通りのブランドであれば、珍しく米国発のブランドを選んでいることや、ロゼッタ・ゲッティが公式Instagramで「#justiceforgeorgefloyd」「#blackouttuesday」のハッシュタグで正義を唱えるなど、一連の動きに賛同していること、さらに襟の内側が黒というレアなデザインでもあることから、キャサリン妃が無言で賛同の意思表示をしているのではないかと考える人もいるようだ。
NY在住/JUNKO