ディズニーがライオネル・リッチーの楽曲をベースにした音楽映画を製作!
映画『クレイジー・リッチ!』(18)や、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(16)に携わった、人気脚本家ピート・チアレリが、ライオネル・リッチーの伝説的楽曲を中心としたオリジナル脚本を執筆中。リッチー本人とウォルト・ディズニー・スタジオが協力し、新たな音楽映画を製作すると米「Hollywood Reporter」が報じている。
映画は、1983年に大ヒットした楽曲「All Night Long」と同じ仮題が付けられ、プロジェクトはリッチー本人と、彼のマネージャーであるブルース・エスコヴィッツ、メディア企業キャバルリー・メディアの重役であるダナ・ブルネッティとマット・デル・ピアノらが共同プロデュースを務める。ディズニーはこの映画を配信でなく劇場公開する予定で進めているという。
近年、音楽系映画のヒットが目覚ましい。伝記映画の『ボヘミアン・ラプソディ』(18)や『ロケットマン』(19)が大ヒット。『ボヘミアン・ラプソディ』は、世界の興行収入が9億3千万ドルに達し、ラミ・マレックは第91回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。『グレイテスト・ショーマン』(17)も成功を収めている。ただ、このプロジェクトは伝記映画としてではなく、『マンマ・ミーア!』シリーズがポップバンドABBAの曲をもとにストーリーを構築したようなものになるという。
ライオネル・リッチーといえば、米ソウル・ミュージック・ファンクバンドのコモドアーズのメンバーとしても多くのヒット曲を生み、1982年から始めたソロ活動でも「All Night Long」や「Hello」、「Say You, Say Me」や「Endless Love」、「Dancing on the Ceiling.」など、数々のヒット曲を作り出してきた80年代最大のアーティストの1人。9千万枚以上のレコードを売り上げ、4つのグラミー賞を受賞しており、マイケル・ジャクソンと共同で名曲「We Are the World」を書き上げたことでも知られている。リッチーには3人の子どもがおり、ファッションデザイナーやモデルとして活躍している。リッチーは現在、米のアイドルオーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員の一人として、後期のキャリアを楽しんでいる。
文/編集部