マイケル・キートン、バットマン役に30年ぶりカムバック?『The Flash』に出演交渉中
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)や『ジャスティス・リーグ』(17)に登場したDCコミックのヒーロー、フラッシュを主人公にした単独映画『The Flash』に、ティム・バートン監督版『バットマン』(89)でバットマン/ブルース・ウェイン役を演じたマイケル・キートンが約30年ぶりにバットマン役を演じる可能性があると、「The Wrap」をはじめ全米各メディアが報じている。
「IT/イット」シリーズを大ヒットに導き、ハリウッド実写版「進撃の巨人」の監督にも抜擢されたアンディ・ムスキエティ監督がメガホンをとる『The Flash』は、原作コミックの「フラッシュポイント」を原案にした物語になることがすでに明らかになっている。主人公のフラッシュ/バリー・アレン役を引き続きエズラ・ミラーが演じ、キートンはMCU作品におけるニック・フューリーのような“メンター”としての役割になると言われており、今後複数のDC映画にも出演する可能性も示唆されている。
『バットマン』と『バットマン・リターンズ』(92)でバットマン役を演じたキートンは、第87回アカデミー賞で作品賞など4部門に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)では、“かつてスーパーヒーローを演じた俳優”の役として主演を務め、初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネート。また、ライバル企業のマーベル作品である『スパイダーマン:ホームカミング』(17)ではヴィランであるバルチャー役を演じた。
なお、もしキートンがバットマン役に返り咲いたとしても、DCエクステンデッド・ユニバースとは異なる世界線で描かれるマット・リーブス監督、ロバート・パティンソン主演の『The Batman』には影響しないとのこと。
『The Flash』は2021年春に撮影がスタートする見込みで、2022年6月3日(金)に全米公開が予定されている。
文/久保田 和馬