ジョニデ、あのオスカー俳優まで”間抜け”呼ばわり!? 元妻アンバーが主張
ジョニー・デップが、英タブロイド紙を名誉毀損で訴えたことによる、アンバー・ハードとの裁判所での闘いは、想定外と思われる証拠写真や証言によって日に日にエスカレート。ついにアンバーが、「身体的暴行を受けていたし、何度も殺すと脅されていた」とまで証言している。
アンバーがジョニーにDV疑惑による離婚を申請した際に、世界的スターだったジョニー支持者は多く、アンバーの虚言癖や、名声やお金目当てという指摘をする声が多かった。もちろんジョニーも、指を切った血で鏡に文字を描いた写真や、マネージャーとのトラブル問題などが重なり、国民的スターとしてのイメージダウンも避けられなかったが、それでもすでにカリスマ的な地位を築きあげたジョニーの味方が多く、それは、英タブロイド紙に、「ワイフビーター(妻を虐待する者)」と書き立てられても変わらなかった。
しかし7月7日から現在イギリスで行われている裁判で、アンバーがこれでもかとばかりに突き付ける証拠では、ジョニーが、プライベートジェットで飲み物を膝にこぼしても気が付かないほど泥酔して寝入っている様子や、お金の使い込みなど、ファンらが、知りたくなかった私生活の詳細が赤裸々になってしまった。また、ポール・ベタニーなど役者仲間を巻き込んでしまった点も評価を落とすきっかけとなったが、「Daily Mail」などによれば、「今回アンバーが、嫉妬に狂ったジョニーが、アンバーと浮気をしたと疑った相手9名のリストを公開した」と伝えている。
8人は共演者で、その中に、かねてから噂のあったビリー・ボブ・ソーントン、ジェームズ・フランコほか、エディ・レッドメイン、ケヴィン・コスナー、女優のケリ・ガーナー、リアム・ヘムズワース、そしてチャニング・テイタムとジム・スタージェスの名が挙がっているが、チャニングを間抜け、ジムについてはクソ野郎と呼んでいたとか。また、『ギルバート・グレイプ』(93)で共演し、かつて「尊敬している」と語っていたレオナルド・ディカプリオについては、「オーディションを受けたことから関係を疑われ、レオのことも能なし、間抜けなどと呼んでいた」ことを明らかにしている。
一連の証言が事実かどうかは不明であり、レオやチャニングがこの発言を気にするとも思えないが、思い起こせば、2014年、「結婚前に、『パイレーツ~』シリーズのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーや、レオ、チャニングらが、ジョニーのためにバチェラー・パーティを開催し、22歳も年下のアンバーと結婚するジョニーに精力アップグッズを贈ったところ、ジョニーがへそを曲げてしまった」との「National Enquirer」の報道があり、とばっちりを食らった可能性もある。また、2015年には、「ジョニーが、『サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶』(日本劇場未公開)で、女性スキャンダルの多いジェームズ・フランコとの共演に反対し、撮影中もニューヨークで監視したり浮気を疑っていた」などと、ジョニーの執拗な嫉妬心について書き立てられていたが、今回のアンバーの証言と合致するのは驚きだ。
ジョニーに関しては、かねてから元婚約者のウィノナ・ライダーと14年間事実婚状態だったヴァネッサ・パラディが、「ジョニーは暴力をふるうような男性ではなかった」と語っており、そのことを証明するはずだったが、本裁判には不要となった。また、どれだけ2人が証言したとしても、まだ若かったことや、ジョニーの全盛期であり、そこまで年の差がなかったことなど、明らかに立場や状況が異なっているため、決定打にはならないという。
一説によれば、当時ヴァネッサは、ジョニーがアンジェリーナ・ジョリーと『ツーリスト』(10)で共演することを嫌がっていたと報じられており、ヴァネッサと別れて、共演で一目ぼれしたアンバーを振り向かせるために馬や牧場をプレゼントしていたジョニーとは、追う方と追われる方で立場も真逆だった。またアンバーとの交際後、ジョニーのキャリアは下り坂で、ドラッグやアルコール依存が悪化していたと言われている。
アンバーにとっても不利な証言や映像は提出されており、相変わらず、ジョニーの支持者も多いが、「ヴァネッサなら助けてくれたのにね」「相手も悪いけど、ヴァネッサを捨ててアンバーに狂ったのが運の尽き」「忘れかけていたのに知らなかった私生活が暴かれて衝撃」「ブラッド・ピットのようにおとなしくして時を待っていればよかったのに…」「ジョニデのキャリアにはマイナスでしかなかった」「傷口に塩を塗るだけ。もうやめればいいのに…」といった声が寄せられており、今後の出演作があまり決まっていないジョニーのキャリアの行方も注目されている。
NY在住/JUNKO