『TENET テネット』が8月末より順次世界公開へ!メイキングを収めた公式読本も発売
クリストファー・ノーラン監督が手がけるタイムサスペンス超大作『TENET テネット』が、9月3日(木)の全米公開に先駆け、8月26日(水)から欧州、アジア圏を皮切りに世界各国で順次公開されることが明らかになった。
当初7月17日に全米公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて延期となっていた本作。多くのハリウッド映画の公開が延期されている昨今、従来の公開形態を覆す超異例の発表となった。これは“映画の劇場体験”にこだわり続けるノーラン監督からファンへ希望を与えるメッセージとも言えるだろう。
『ダンケルク』(17)など、CGを使わずにリアルな映像表現を追求してきたノーラン監督が「これまでで最も野心的な映画」だと公言する本作は、世界7か国を舞台にIMAXカメラで撮影。時間が逆行するというゲーム性を、これまでにない斬新なアイデアで表現している。
さらに、制作の舞台裏を完全網羅した、公式完全読本「メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場」の発売も決定。フルカラー156ページにもおよぶ中身は、膨大なメイキング写真とともに、作品の詳細な解説や人物設定に基づいた衣装デザイン、ロケ地についての解説など、映画を観たあとに謎を解決する手がかりになりそうだ。
ノーラン監督がどのようなビジョンを抱いて本作に取り組んだのか、鬼才の頭の中をのぞき見できるファン必携の1冊となっている。
文/トライワークス
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