『ジャスティス・リーグ』幻の“スナイダー・カット”は全4話の構成に!壮大な予告映像も公開

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『ジャスティス・リーグ』幻の“スナイダー・カット”は全4話の構成に!壮大な予告映像も公開

日本時間23日早朝に行われた、DC史上最大の世界同時オンラインイベントの第1弾「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」内で行われたトークセッションにザック・スナイダー監督が登場。HBO Maxで来年にも配信される予定の『ジャスティス・リーグ』(17)のディレクターズ・カット版、通称“スナイダー・カット”の配信形式について言及。待望の予告映像が公開された。

劇場公開版『ジャスティス・リーグ』は完成間近のタイミングでスナイダー監督が降板し、『アベンジャーズ』(12)を手掛けたジョス・ウェドン監督が後任を務め、大幅な構成変更や再撮影を敢行。当初予定されていたスナイダー監督らしいダークな作風から娯楽志向の強い作品へと方向転換が図られ、批評、興行の両面で撃沈。ファンの間では“スナイダー・カット”の公開を求める運動が巻き起こっていた。

ザック・スナイダー監督は4時間で1本の映画作品にする可能性も明かした
ザック・スナイダー監督は4時間で1本の映画作品にする可能性も明かした写真:SPLASH/アフロ

それから数年を経た今年5月、『マン・オブ・スティール』(13)の同時視聴イベント後にスナイダー監督から“スナイダー・カット”の配信が正式に発表されると大きな話題に。劇場公開版のほぼ2倍の長さである4時間におよび、かつウェドン監督が追加撮影したシーンを一切使用しないという“スナイダー・カット”がどのような形式で配信されるのかに注目が集まっていた。
今回のトークセッションのなかでスナイダー監督は各1時間の4話構成になると明らかにしたうえで、ゆくゆくは4時間で1本の映画作品として、日本など「HBO Max」がローンチされていない国々での公開を視野に入れていると語った。
今回公開された予告映像には、劇場公開版に登場しなかったシーンがズラリ。特に、デザインが全面変更されたヴィランのステッペンウルフ、スナイダーカットで初登場となる、真の敵であるダークサイドの恐ろしい姿は、ファンならずとも必見だろう。

4時間におよぶ“スナイダー・カット”の詳細が明らかに!
4時間におよぶ“スナイダー・カット”の詳細が明らかに!写真:SPLASH/アフロ

今回のトークセッションにはスナイダー監督以外にも、バットマン役のベン・アフレックやワンダーウーマン役のガル・ガドット、スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、サイボーグ役のレイ・フィッシャー、フラッシュ役のエズラ・ミラー、そして『ワンダーウーマン』(17)と『ワンダーウーマン1984』(10月9日公開)でメガホンをとったパティ・ジェンキンス監督も登場。さらには「#ReleaseTheSnyderCut」を立ち上げた2人のファンも登場。スナイダー監督は「すばらしい旅でした」と感謝を語り、“スナイダー・カット”が日の目を見ることへの喜びをにじませていた。

文/久保田 和馬

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