デンマークのメアリー皇太子妃、公務でのうっかり握手を公式謝罪

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デンマークのメアリー皇太子妃、公務でのうっかり握手を公式謝罪

デンマークのメアリー皇太子妃が、19日にグレーノーの水族館を訪問。大勢の観客や関係者が出迎える中で、水族館関係者の男性と握手をする様子がメディアで報道された。

通常はキャサリン妃と似ているファッションで話題になるメアリー皇太子妃だが、夏休み後初の公務で、訪問先の担当者とマスクをつけずに素手で握手したことで非難を浴び、公式に謝罪した。

新型コロナウイルス禍でも欧米ではマスクの着用がなかなか定着しないが、第一波ほどではないものの再び7月下旬から感染拡大が起きていることから、デンマーク保健庁は、ロックダウンを避けるために感染拡大を抑制する必要があるとして、一部地域の公共機関などでのマスク着用義務化や推奨、手洗いやソーシャルディスタンスなどを呼びかけている。

街ではしぶしぶながらマスクをする人々も増えており、少しずつマスク文化が定着するなかで、メアリー皇太子妃は翌日に王室の公式Instagramで、海上と機内でマスクをした自身の2枚の写真を投稿。「地上でも海でも、空でも、私たちはマスクを着用することに慣れていかなければなりません。私たち皆で、専門家が推奨することに従うことは大切なことです」「昨日私は、夏休み後初めての公務で、グレーノーを訪問しました。海上や機内ではマスクをしていたのですが、地上で私は失敗を犯してしまいました。そして残念ながら握手をしてしまいました。このことで私は、お互いが推奨されることに従って行動することで助け合う大切さに気付かされました。自分自身、そしてお互いを思いやりましょう」と謝罪していると「People」などが報じている。

国を挙げて感染拡大阻止を行っているデンマークでは、フレデリクセン首相が今月7日に公式Facebookで、「公共交通機関でのマスク着用は、私たちにとって新しい日常でしょう。スカンジナヴィア(ノルウェー・デンマーク・スウェーデン)に住む私たちはマスクには慣れていないので、これから学んでいきましょう。政府は、今後も多くの地域で義務化される可能性を否定できません。これからより長期的なフェーズへと入ります。各人の忍耐力が必要とされます。互いに身体的な距離はとりながら、心は共にありましょう」と市民に呼び掛けた。25日現在デンマークでは、感染者が1万6000人を超え、死者は620人を超えている。

NY在住/JUNKO

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