賞レースの最前線を独走する『ノマドランド』が東京国際映画祭で日本最速上映!
第77回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、第45回トロント国際映画祭で観客賞を受賞したサーチライト・ピクチャーズ最新作『ノマドランド』(2021年1月公開)。フランシス・マクドーマンドが主演する同作が、10月31日(土)より開催する第33回東京国際映画祭の特別招待作品部門にて日本最速上映されることがわかった。
ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」を原作とする本作は、リーマンショック後のアメリカを舞台に、キャンピングカーに乗って過酷な季節労働の現場を渡り歩く“現代のノマド(遊牧民)”の姿を追ったロードムービーだ。
『スリー・ビルボード』(17)で第90回アカデミー賞主演女優賞受賞したマクドーマンドが、企業倒産で長年住み慣れた住処を失った60代女性ファーンに扮し、製作も兼任。また、マーベル・スタジオがアベンジャーズに続く最強ヒーローチームとして描く『エターナルズ』(2021年公開)の監督にも抜擢されているクロエ・ジャオが監督を務め、ノマドたちのリアルを描いている。
アメリカ西部の厳しくも壮大な自然の美しさと、誇りを持って自由を生きるノマドの生き様を映しだす『ノマドランド』。世界から高く評価される本作を、一足先に東京国際映画祭で堪能してみてはいかがだろうか。
文/足立美由紀
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