横浜流星の魅力に「カッコ良すぎてぶっ倒れちゃうかも」吉高由里子が笑顔!『きみの瞳が問いかけている』舞台挨拶
吉高由里子と横浜流星のW主演映画『きみの瞳(め)が問いかけている』の公開記念舞台挨拶が、10月24日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、吉高、横浜、三木孝浩監督が登壇。吉高は、横浜の魅力について「ぶっ倒れちゃうかも。カッコ良すぎて」と満面の笑みで語った。
本作は、韓国映画『ただ君だけ』(11)のリメイク作品。不慮の事故で、視力と家族を失った明香里(吉高)と罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)。小さな偶然から出会った2人は次第に惹かれあうが、逃れられない宿命が、2人を引き裂こうとする。
吉高は「甘酸っぱいっていうよりも、すごくやさしさに包まれるような映画というか、台詞の内容も、“キュン”な内容ではない、大人の恋愛ものになったなと。塁くん、優しかったよ」と言うと、横浜も「僕もあんなに優しくなりたい」とうなずく。
三木監督は、「キャスティングで成功したなと思ったのは、男性を年下にしたこと。日本版でやるにあたり、もちろん流星くんの魅力でもあるんですが、守ってあげたくなるという“雨に濡れた子犬理論”で、母性本能をくすぐるんじゃないかなと思いました。すてきなカップリングでした」と2人を称えた。
また、横浜が、吉高演じるヒロインの明香里について「傷を負ってるのに、それを周りに見せず、明るくふるまっている芯の強さはすごく魅力的でした。こういう人と出会ったら幸せなんだろうなと」と言うと、吉高は、横浜が演じた塁について「すごい横浜流星の魅力が詰まってます。本当にいろんな表情があって、もともと流星くんを好きな方は、もっと好きになっちゃうから、気をつけてね」とおちゃめに語り、会場を笑いに包んだ。
この舞台挨拶は、全国の劇場225スクリーンと中継で結ばれていたが、もともと、横浜が制作陣に提案して実現したそうだ。吉高は「すごいね、発想が。起業家みたい」と感心すると、横浜は「皆に絶対に観てほしいなと思ったので」と恐縮する。
その後、2人は本日観てくれている観客に向けて、キメ台詞も披露することに。横浜が「俺が君を助けるから」と真っすぐな目線で言い、観客の心を鷲づかみにしたが、会場はコロナ対策で声援禁止ということで、吉高は「キャーッって言いたいんだよ。本当は」と笑顔でコメント。続いて吉高の番となったが「まさか、こんな無茶ぶりがくるとは思いませんでした」と苦笑しながら「男は顔じゃない。ハートだから」と照れながら、名台詞を披露した。
また、昨日、第25回釜山国際映画祭で、海外初上映された本作。主題歌「You eyes tell」を手掛けたBTSからもお祝いのビデオメッセージが届き、吉高たちは大喜び。大盛況のまま、イベントは幕を閉じた。
取材・文/山崎伸子