海ドラでーた Vol.18『HOMELAND/ホームランド ファイナル・シーズン』衝撃の最終章!キャリーが突き付けられる究極の決断
現代のテロとの戦いのリアルを描いた社会派サスペンス『HOMELAND/ホームランド』。パッケージ・リリースに合わせて制作された日本語吹替版を収録したパッケージ・リリースが決まったファイナル・シーズンでは、前シーズンでロシアに拘束されたために記憶障害を患ったキャリーが、中東和平に向けてひた走る。
長年、骨太かつスリリングなストーリーテリングと、主人公キャリーを演じるクレア・デインズら実力派キャストの熱演で人々を釘付けにしてきた本作。最終章は波乱に次ぐ波乱の展開で、その衝撃度はシリーズ最大級だ。果たして、危険を顧みずテロとの戦いに身を投じてきたキャリーが迫られる究極の選択とは!? 彼女が下す決断の行方を、しっかりと見届けたい。
“敵”は中東かロシアか、それとも!? 米国の政治情勢をリアルに反映
終わりのない戦争を止めるため、中東和平に乗り出したワーナー(ボー・ブリッジス)大統領。タリバンとの和平交渉に臨むも、背後ではロシアの諜報員が暗躍。そんななか、米国内でも不穏な空気が…。9.11以降、刻一刻と変貌していくテロとの戦いは年々厳しくなり、国内も一枚岩ではいられない。こうした現実の社会情勢をリアルに反映したストーリーはファイナルでも健在だ。
男女、親子、師弟…積み上げてきた愛憎ドラマの終着点
娘フラニーとも別れ、ロシアでの後遺症に苦しみながらも中東和平のために奔走するキャリー。これ
まで多くのものを失ってきたキャリーの前に現れるロシアの諜報員グロモフ(コスタ・ローニン)、絶対的な信頼を寄せるソール(マンディ・パキンソン)との絆、改めて知る盟友マックス(モーリー・スターリング)の存在の大きさ。複雑に絡み合いながら積み上げてきたさまざまな人間関係がついに決着する。
最後の1シーンまで結末は予測不可能
各国の思惑が複雑に入り乱れ、決してひと筋縄ではいかないのがテロとの戦い。何度も思いがけない出来事に見舞われボロボロになりながら、テロ阻止のために死力を尽くすキャリー。だが、全12話のファイナルは予測不能な展開の連続。別れ、裏切り、陰謀の果てに、キャリーがとる“選択”に驚かされる。
爆破&市街戦あり!アクションの緊迫感は最高潮
社会派ドラマのイメージが強い本シリーズだが、随所に盛り込まれるアクション・シーンのクオリティも高い。いつどこで命を狙われるか分からない緊張感が張り詰めるなかで起きる自爆テロや市街戦、空爆、処刑、暗殺。そこで繰り広げられるアクションは、映像的な派手さよりもリアリティを重視した迫力とスリルに満ちている。
文/幕田千宏
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