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使徒戦をリアルに体感!コアを破壊する瞬間のミストに“ゾワリ”…『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』4D版体験レポート

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使徒戦をリアルに体感!コアを破壊する瞬間のミストに“ゾワリ”…『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』4D版体験レポート

1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動し、『:序』『:破』『:Q』の3作が公開されて大ヒットを記録。そして、最新作で完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、いよいよ2021年1月23日(土)に公開される。期待感が高まるなか、今回記者は、池袋・グランドシネマサンシャインにて、『エヴァンゲリオン』シリーズ初となる“4D上映”を観賞(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』4D版)。体験してきた感想と、注目すべき点を紹介したい。

『エヴァンゲリオン』シリーズ初となる“4D上映”
『エヴァンゲリオン』シリーズ初となる“4D上映”

全国82館の劇場で期間限定上映されることとなった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ3作のMX4D、4DX(12月24日終了予定)。振動・香り・煙・風・水しぶき…といった五感を刺激する特殊効果がシーンに合わせて展開される4D上映で、心だけでなく身体も作品とシンクロすることができる。「エヴァンゲリオン」シリーズで、4D上映が行なわれるのは今回が初めてのこと。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07)は、父親の碇ゲンドウに呼ばれて第3新東京市に着いた14歳のシンジが、突如現れた謎の巨大生命体“使徒”と国連軍の戦いに巻き込まれていくストーリー。葛城ミサトに助けられ、国連直属の特務機関「NERV(ネルフ)」の本部で最高司令である父と再会したシンジは、巨大な人型決戦兵器“エヴァンゲリオン”に乗るように強要される。

4D版は冒頭から臨場感たっぷりだ。風の噴射(エアーブラスト)などのエフェクト効果により、“使徒”と国連軍の戦いで発生した爆風がブワリと前方から吹き付けてくるのだ。その瞬間から、自分があの“第3新東京市”にいる感覚に。続けて、シンジがミサトの愛車であるルノーに乗り込むと、道を走るクルマの振動に合わせて座席もガタガタと揺れだし、あっという間に主人公気分になってしまった。

【写真を見る】前後・左右・上下に動くチェアが没入感をアップさせてくれる
【写真を見る】前後・左右・上下に動くチェアが没入感をアップさせてくれる

物語が15分ほど経過すると、前後・左右・上下に揺れるチェアの動きも激しくなって没入感はますますアップ!シンジは“嫌々”エヴァンゲリオンに乗り込むのだが、こちらは「待ってました!」という気持ち。射出口内を上昇していく出撃のシーンは、うまく連動する座席の動きのおかげで“シンクロ率100%”状態になり、映画館で揃って一斉に揺れるほかの座席たちまで格好良く見えてしまった。

また、不気味だったのは、使徒のコアを破壊する瞬間、液体が出てくる際にミストが降りかかってきたこと。首元には生ぬるい温風も吹き付けられ、“ゾワリ”と、得も言われぬ恐怖感…。この不気味さこそが、良い意味で「エヴァの世界だ~!」という実感を与えてくれた。この他、戦闘シーンでは、スクリーン前に煙が出現するなど、より視覚に訴える“立体的な見せ方”にも感動した。

これまで何度も鑑賞してきた作品ではあるが、とても新鮮に感じられた4D版。“エヴァ”を全身で体感できる機会となっているので、皆さまにも是非体感してもらいたい。

取材・文/平井あゆみ

<『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ4D版 上映概要>

■上映期間
12月4日~ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』
12月11(金)~ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 4D版』
12月18日(金)~ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 4D版』
期間限定上映 ※12/24(木)終了予定
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