元ボンドガール&チャリエン女優、死亡の誤報翌日に65歳で死去
ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じた「007」シリーズ14弾『007/美しき獲物たち』(85)でボンドガールのステイシー・サットンを、人気テレビシリーズで、1980年から1981年にオンエアされた「地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル」ではジュリー・ロジャースを演じたタニア・ロバーツが、1月3日に亡くなったと報じられたが、一転。まだ存命であることが確認されたが、4日に息を引き取ったことがわかった。「New York Times」などが明らかにした。
タニアの広報が、タニアのパートナーからの情報として、公式Facebookで死亡を報告。クリスマスイブに犬の散歩に出かけて家路に向かう途中で倒れ、搬送先のロサンゼルス市内の病院で人工呼吸器による治療が行われたが、状況が改善しないまま帰らぬ人となったという。「Hollywood Reporter」にも長年の友人と広報が明らかにしたもので、ファンらとともに若すぎる突然の死を悼んだ。
「TMZ」などによれば、特に病気を患っていた経緯はなく、最近もファンらとビデオチャットを楽しむなどいたって健康だったという。死因は、パートナーが直接病棟でタニアと面会していることからもコロナではないようだ。
誤報は、どうやらタニアのパートナーが病室でタニアの手を握っていた際にタニアが目を閉じてしまったため、亡くなったと勘違い。医師らの確認を取らずに錯乱状態で広報に伝えたことが原因だったようだ。しかし、パートナーがタニアの死について泣きながらテレビのインタビューで語っているのを見た病院が、「まだ生存している」と連絡。死去は誤報だったことを報告したが、予断を許さない状況に変わりはなく、パートナーは、「タニアとの面会は最後になるだろう」と病院から告げられたことも明らかにしていた。
そして現地時間の4日午後9時30分、病院からパートナーに死亡の連絡があり、帰らぬ人となった。
タニアは、「007」シリーズでボンドガールを演じたことについて、2015年に「Daily Mail」で、「“ボンドガールの呪い”というのがあって、ボンドガールを演じた女優でその後のキャリアがうまくいっているケースがないように感じていたので、受けるかどうか慎重になっていました。それをエージェントに伝えたら、『冗談でしょう?あのグレン・クローズだってもしボンドガール役をオファーされたら受ける』と言われたんです」と、当時の葛藤を語っていた。
文/JUNKO