ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンが初共演!『アンモナイトの目覚め』4月公開
アカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットと『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(20)のシアーシャ・ローナンが初共演をはたした『アンモナイトの目覚め』。同作の日本公開が4月9日(金)に決定し、予告編映像と日本版ポスタービジュアルが解禁となった。
長編デビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』(19)での繊細な手腕が高く評価されたフランシス・リー監督が手がける本作は、世間に忘れられながらも自分を貫いた実在の古生物学者メアリーと化石収集家の妻シャーロットが惹かれあう姿を描いたラブストーリー。
舞台は1840年代のイギリス南西部の海沿いの町。人間嫌いで世間から離れて暮らす古生物学者メアリー(ウィンスレット)は、かつて化石の大発見で一世を風靡したが、いまは土産物用のアンモナイトを発掘して生計を立てていた。そんな彼女はある日、裕福な化石収集家の妻シャーロット(ローナン)を数週間預かることになる。最初は美しく可憐なシャーロットを冷たく突き放すメアリーだが、次第に自分とはあまりにかけ離れたシャーロットに惹かれていく。
解禁された予告編映像では、日が当たらない生活を送るメアリーと、夫に邪険にされるシャーロットの出会い、正反対な2人が化石を通じて心を通わせていく様子が美しい映像と叙情的な音楽に乗せてつづられる。また、ポスタービジュアルにはそれぞれ違う境遇で孤独を抱えて生きてきたメアリーとシャーロットの姿が描かれ、「見つけて、泥の中の私を。」というコピーが、2人の切実な想いを想起させる仕上がりに。
カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれるなど、海外でも高い評価を集めた本作。真逆でありながら、ともに孤独を抱えたヒロインたちの切ない物語を演じるウィンスレットとローナンの演技合戦に期待したい。
文/サンクレイオ翼