ガイ・リッチー監督最新作『ジェントルメン』紳士たちが暴れまくりな予告&劇中カット一挙解禁
一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちのダーティでスリリングな駆け引きを描く、ガイ・リッチー監督の最新作『ジェントルメン』(5月7日公開)。監督の原点回帰にして最高傑作の呼び声も高い本作より、予告編と場面写真が解禁となった。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(99)、『スナッチ』(01)のリッチー監督が、晴れて地元ロンドンのクライム・ワールド帰還。既に公開された諸外国では「ガイ・リッチーの歓迎すべき原点回帰」、「ギャングスタ―・コメディへの凱旋」と評判を呼び、世界興収はすでに1億ドルを突破している。マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、コリン・ファレル、そしてヒュー・グラントら豪華キャストが結集し、映画ファンをよろこばす小ネタ、珍ネタが多数散りばめられた痛快クライム・サスペンスを彩っている。
解禁となった予告編は、ビールとピクルド・エッグ、ジュークボックスから流れるレコードをたしなむミッキー(マコノヒ―)の背後に男が忍び寄り、銃声とともにビールグラスが血で染まる衝撃的な映像から始まる。「商売を500億で譲り、足を洗う」というマリファナ王のミッキーの引退宣言を合図に、財力と交渉力を武器に500億の利権を狙うユダヤ人大富豪や、世代交代を目論む血気盛んなチャイニーズ・マフィアの若頭をはじめ、何やら怪しいサインを出すジャージの男や、ゆすりのネタを探してカメラを構えるゲスな私立探偵など一癖も二癖もある“一流のワルたち”が群がり始める。500億の利権をめぐり、ロンドン各地で巻き起こる裏切り、駆け引き、騙し合いは次第にヒートアップし、銃声鳴り響く巨大抗争にまで発展。食うか食われるかの利権争い、最後に笑うのは一体誰なのか?
あわせて解禁となった場面写真では、クエンティン・タランティーノ監督も多用することで有名な、車のトランクに詰められた人物の主観ショット(通称:トランク・ショット)や、死体らしきものを運ぶ現場に偶然居合わせたような間の悪いシーンや、チャイニーズ・マフィアに銃を突きつけるスリリングなシーン、さらにどこか気の抜けた乱闘シーンなど、痛快な群像劇を期待させる多彩なカット確認できる。
ひねりを効かせたプロットとイキで愉快なセリフの応酬。500億円に群がるクセ者たちのスリリングでスタイリッシュな裏切り、駆け引き、騙し合いに注目だ。
文/タナカシノブ