『:Q』比120%超!『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が初日興収8億円、観客動員数50万人を突破
2度の公開延期を経て、昨日ついにその全貌が明らかになった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(公開中)が、公開初日に興行収入8億277万4200円、観客動員数53万9623人を記録する大ヒットスタートを切ったことが発表された。
1995年に放送開始されるや社会現象を巻き起こしたテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」にはじまり、2007年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動。『:序』(07)、『:破』(09)、『:Q』(12)の3作が公開され、そのいずれもが大ヒットを記録。常に新しいファンを獲得し、幅広い層から熱烈な支持を集めている。
本作は、シリーズ第4部にして完結編。ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間は720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリのEVA改8号機が迎撃を開始。一方で、シンジとアスカ、アヤナミレイ(仮称)の3人は日本の大地をさまよい歩いていた…。
感染リスクを軽減する新たな鑑賞マナーの定着に鑑みながら、8日に全国466館(うちIMAX38館、4D82館含む)で待望の公開を迎えた本作を観ようと、全国の映画館には朝から多くのファンが押し寄せ大盛況。異例の月曜日公開でありながらも、最終興収53億円を記録した前作『:Q』の初日興行収入対比123.8%、観客動員対比121.7%の驚異的な成績を叩き出した。
いまだに一部地域で上映環境に制限があるなか、今後どこまでその数字を伸ばすことができるのだろうか。大いに注目していきたい。
文/久保田 和馬
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