ボディランゲージ専門家が読み解く、ウィリアム王子夫妻の“苦悩と絆”
ヘンリー王子夫妻がテレビ番組のインタビューで、英王室について「人種差別的な言動があった」ことや、メーガン妃がキャサリン妃に泣かされたことなどを暴露して初めてとなる11日、ウィリアム王子とキャサリン妃が、公務でイーストロンドンの学校を訪問し、教師や生徒たちと対面した。
インタビュー後にエリザベス女王が、「ヘンリーとメーガンにとってこの数年間がいかに困難だったかを知り、家族全員が悲しんでいます。提起された問題、特に人種差別について懸念しています。記憶には違いがありますが、非常に深刻な問題と捉えており、家族として私的に対処します。ヘンリーとメーガン、アーチーは常に愛する家族のメンバーです」という声明を発表。そして公務の日、ウィリアム王子が記者から人種差別問題について問われると、マスクをしていてもはっきりわかる強い口調で、「私たちは人種差別をするような家族ではありません」ときっぱりと答えている。
一連の動きや行動について「Daily Star」などにボディランゲージの専門家が語った分析結果によれば、「ウィリアム王子は、足早に歩くことで気持ちを抑えようとしていたが、人種差別問題の質問にすぐさま答えたことで、非常に強い感情があることが明らかになった」という。「通常であれば、ウィリアム王子はすべての質問を聞いてから穏やかに丁寧に答えますし、記者を見る目はソフトですが、今回は振りむいて即、強い口調で反応しました。また通常であれば横並びに歩いているキャサリン妃の腰に手を添えるなどエスコートしていますが、今回は手を前に組み、隣にいるキャサリン妃を遠ざけているように見えます」「とりわけウィリアム王子は公務の質問に答える際も、マスクの上からでも眉間にしわを寄せた厳しい表情などで、様々な思いがよぎっていることがうかがえます。また隣同士に座ってお互いの方に少し傾いている点は、感情の共有と強い絆が感じられます。合わせ鏡のような2人の動きは、2人が同じ考えで合意がなされていることを示している」という。
またウィリアム王子は、この時点ではヘンリー王子と連絡を取り合っていないことを認めながらも、話し合いたいと語っていたが、今回のインタビューのように、何でも公の場で話されてしまうことが明らかになったことで、難しい舵取りを迫られている。
文/JUNKO