佐藤健、阿部寛共演『護られなかった者たちへ』に永山瑛太、緒形直人ほか豪華キャストが集結
佐藤健と阿部寛が”容疑者×刑事”として競演し、『糸』(20)の瀬々敬久監督がメガホンをとった『護られなかった者たちへ』(秋公開)。既に清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都の共演が発表されている同作より、このたび永山瑛太、緒形直人ほか第2弾キャストが発表された。
本作は、「このミステリーがすごい」受賞作家の中山七里による傑作小説を原作とする心揺るがすヒューマン・ミステリー。東日本大震災から10年後の仙台を舞台に、全身を縛られたまま“餓死”させられるという異様な手口の連続殺人事件をきっかけとする、“10年目の殺人”の全貌が描かれる。事件の容疑者として追われる主人公の利根を佐藤、彼を追う刑事の笘篠を阿部が演じ、さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。
解禁されたキャストは総勢13名。第一の事件の被害者、仙台市若葉区福祉保健センター課長の三雲に永山、第二の事件の被害者である杜浦市福祉保健事務所の元所長の城之内に緒形と、これまでも瀬々監督の作品に出演してきた二人が、不可解な連続殺人事件に巻き込まれる重要な役どころを演じる。
永山は「また一緒に作品作りに携わることができて、うれしい気持ちでドキドキしながら現場へ向かいました」とコメント。緒形も「瀬々組の現場は、相変わらずいい緊張感に包まれていました」とそれぞれに撮影を振り返っている。
また、ケースワーカーとして働く円山(清原)の上司の楢崎を岩松了、出所した利根を見守る保護司の櫛谷を三宅裕司、震災で母親を亡くしたカンちゃんという少女の伯父である鈴木を波岡一喜、笘篠の亡き妻の紀子を奥貫薫、円山の同僚の菅野を井之脇海、笘篠の上司である東雲を鶴見辰吾が演じている。
さらに、西田尚美、宇野祥平、原日出子、黒田大輔、千原せいじら多彩なキャストが集結した。
物語は決定的な証拠がつかめないまま第三の事件が起きようとしていく。利根と被害者との接点とは? “10年目の殺人”とは何を意味しているのか。豪華な布陣で紡がれるミステリー大作の公開を楽しみに待ちたい。