國村隼、ゆうばり映画祭で人物賞に輝き、喜びのスピーチ!

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國村隼、ゆうばり映画祭で人物賞に輝き、喜びのスピーチ!

3月5日にクロージングを迎えた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」。最終日の6日は、夕張市民や一般客が選ぶ“ゆうばりファンタランド大賞”各賞が発表され、本年度の作品賞には斎藤工が「齊藤工」名義で撮りあげた監督作『blank13』、人物賞には國村隼が決定した。

【写真を見る】夕張の石炭で作られた特製トロフィーを受け取る國村
【写真を見る】夕張の石炭で作られた特製トロフィーを受け取る國村

國村は今回の映画祭で出演作『KOKORO』、『哭声/コクソン』が上映され、トーク企画にも参加。会期中最も市民や一般客に支持された人物に贈られる人物賞に輝いた。登壇した國村は「ゆうばり映画祭の存在は知っていて、『すごくいい』とずっと聞いてはいたのですが、今回実際に来て、こんなにあたたかい映画祭があるというのは、日本に誇るべきだなと感じました。さらに人物賞までいただいて、ありがとうございます」と喜びを語った。

ゆうばりファンタランド大賞人物賞に選ばれた國村隼
ゆうばりファンタランド大賞人物賞に選ばれた國村隼

『blank13』で作品賞を受賞した齊藤は「皆様に支えられ作った『blank13』が夕張の皆様によって評価して頂けた事はこの上ない歓びです」とコメントを寄せ、さらに、「本当に評価されるべきは映画祭スタッフ、学生ボランティアスタッフ、夕張市民の皆さんの方です。あなた方がいなかったら多くの作品が路頭に迷います。多くの映画人が行き場を失います。皆様に心から感謝しています」と映画祭を支える多くの人々に感謝を述べた。

バースデーケーキを贈られた内藤監督
バースデーケーキを贈られた内藤監督

またこの日は、オフシアター・コンペ部門の審査委員長を務めた内藤誠監督の誕生日ということでバースデーケーキが用意されるサプライズが。内藤監督は「ゆうばり映画祭は、80過ぎてから来ても、まだ楽しいという不思議な空間でした。そして、80歳になってもまだ遊んでいられるんだという見本を示せたかなと思っています。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

ゆうばり市民賞は『大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン』
ゆうばり市民賞は『大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン』

ほか、イベント賞に「北海道ロケトークスペシャル第3弾 鈴井貴之監督作品『雪女』からみる旧産炭地の魅力」、ゆうばり市民賞に『大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン』が選ばれた。本年度の総来場者数は12,516人で、スクリーンの減少により昨年(13,650人)を若干下回ったものの、期間中は天候に恵まれ道内外から多くの人が来場。話題作の鑑賞や、映画人たちとの交流を満喫した。【取材・文/Movie Walker】

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