100歳を目前にフィリップ王配が逝去…悲しみに包まれたイギリス全土

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100歳を目前にフィリップ王配が逝去…悲しみに包まれたイギリス全土

エリザベス女王と73年以上にわたって連れ添ったフィリップ王配が、チャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚16周年となった9日の朝、ウィンザー城で静かに息を引き取った。英王室の公式Instagramやウェブサイトで、深い悲しみとともに明らかにされたもの。


2月に感染症で入院し、無事に手術を終えてエリザベス女王のもとに帰ったが、100歳まであと2か月のところで帰らぬ人となった。

葬儀及びお別れの儀の詳細は今後エリザベス女王から明らかにされる予定だが、新型コロナウイルス感染を考慮して行われる予定で、ウェブサイトには、弔問者向けの芳名録は王室施設に置かずに、オンラインで実施することや、コロナ禍でソーシャルディスタンスが保てないことから、人が集まらないよう、ウィンザー城の周囲などに花を手向ける代わりに慈善団体への寄付も促しているが、既に多くの人が集まり、花を手向ける様子などが各メディアで報じられている。

またウェブサイトには、若かりし頃のフィリップ王配の写真や紹介も掲載されており、各メディアでも、フィリップ王配の波乱万丈の人生と、キャリアを諦めエリザベス女王の夫に徹した人生や、その人柄を偲んでおり、BBCやSky Newsなど、フィリップ王配のニュースでもち切り。黒服の司会者たちがフィリップ王配の人生を振り返る際に、涙ぐむ場面もあり、ありし日のフィリップ王配の人柄をうかがわせた。

フィリップ王配は、ギリシャ王ゲオルギオス1世の息子である父アンドレアス王子と、ウィンザー城で誕生したアリス妃が授かった5人目の子ども。唯一の男子であり、ギリシャのロイヤルファミリーの一員として誕生した。

フィリップ王配とエリザベス女王が恋に落ちたのは、フィリップ王配が18歳、エリザベス女王が13歳のときだと言われているが、一説によれば、エリザベス女王とフィリップ王配が初めて出会ったのは、1934年、王配のいとこの結婚式でそれぞれが8歳と13歳の時。再会時に女王が一目ぼれし、それ以来手紙を交換し続けていたと言われている。

文/JUNKO

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