95歳の誕生日を迎えたエリザベス女王、しかしヘンリー王子は帰国
今月21日、エリザベス女王が95歳の誕生日を迎えた。9日には73年間連れ添った夫のフィリップ王配が逝去、葬儀の当日17日には、母親の代からの付き合いだった友人も逝去するなど、エリザベス女王にとっては悲しい誕生日となった。
コロナ禍により例年のような祝賀会を行うのが難しいなか、王室メンバーは交代で傷心のエリザベス女王を訪問したと「The Daily Beast」などが報じた。注目されていたヘンリー王子は、その日を待たず20日に、ヒースロー空港から家族の待つカリフォルニアへと帰国。LAX空港から四駆のキャデラックに乗って自宅に向かう様子が「Metro」などに捉えられている。
ヘンリー王子は英王室メンバーから冷たい対応を受けたと言われているが、葬儀後にはウィリアム王子と会話を交わしていたようだ。加えて2人は1対1の対面を避け、チャールズ皇太子と3人で約2時間にわたって話をしたと言われており、和解が期待されていた。しかし「話し合いは不調に終わった。和解への道は険しい」とメディアが書き立てている。
ネット上でも、「わざわざ前日に帰るの?」という非難もあるが「そりゃ、居心地悪いよね」「葬儀は例外的に認められたが自主隔離の10日間は例外ではない。本来であればもっと早く帰国したかったはずだがギリギリまで待っただけ」「孤独で妻と子が恋しかっただろうし、最初から残る気はなかったのでは」「フィリップ王配への追悼文でも、女王をサポートすると言ってなかったから驚かない」「自分の帰国と、メーガン妃が贈ったフィリップ王配への花輪と手紙が、最高のプレゼントだと思ってるだろうからね」「女王たちも『妊婦の妻が待っている』と言われたら、早く帰るように言うしかないでしょうね」といった声も寄せられている。
唯一ヘンリー王子に優しかったのは、元妻の不倫やスキャンダルに加え、自身も性的搾取の疑いがかけられているアンドルー王子のみとのこと。しかしこちらに対しては「フィリップ王配の葬儀で、ヘンリー王子のためだけに全員が軍服着用をやめていたら、少しはなにかを感じたかもしれない。しかし女王の息子アンドルー王子のためでもあったし、彼と元妻のやったことのほうが英王室の恥」といった声が寄せられている。
エリザベス女王は王室の公式Instagramで、帽子を脱いだフィリップ王配の後姿の写真を投稿し別れを告げた。そして21日には自身の笑顔の写真とともに、励ましやサポートで英王室を支えてくれた人々に感謝の意を表する声明を公表している。
文/JUNKO