細田守最新作『竜とそばかすの姫』でアナタの歌声が流れる!?世界中からエキストラシンガーを大募集
『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた『未来のミライ』(18)など、日本のみならず世界中から支持されるアニメーション監督、細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』(7月公開)。このたび“歌”をテーマにした本作から、歌声のエキストラ出演となる“エキストラシンガー”を募集することが発表された。
本作の主人公は高知の自然豊かな村に住む17歳の女子高生、すず。幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人ぐらいの彼女は、母と一緒に歌うことが大好きだったが母の死をきっかけに歌うことができなくなっていた。いつの間にか父との関係にも溝が生まれ、現実の世界に心を閉ざすようになっていくすずは、50億人以上が集う巨大インターネット空間の仮想世界“U”に、ベルというアバターで参加。自ら作った歌で世界中の人気者になっていくなか、ベルの前に竜の姿をした謎の存在が現れる。
細田作品として初の試みとなる今回のプロジェクトでは、劇中の“ある重要なシーン”で流れる歌声のエキストラを募集。世界中から集まった歌声が大合唱となり、歌姫ベルの歌声に重なっていくとのこと。考案したのは『モテキ』(11)で第35回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞し、本作でも音楽監督・音楽を担当する岩崎太整。「私たちの生きている現実がとても困難な状況に置かれたいま、なにかしらの形で世界中の人たちと繋がり、共に作品をつくる道はないかと模索していくなかで、この方法にたどり着きました」と本プロジェクトへの想いを語っている。
プロジェクトの発足と共に特設された「エキストラシンガープロジェクト特設ページ」では、いまだ謎に包まれているベルによる約30秒のメロディのみのデモ音源も公開。世界中からどのような歌声が届き、劇中のどのようなシーンで登場するのか。ぜひとも応募し、映画の一員となって本作の公開に備えてみてはいかがだろうか。詳しい応募方法は、特設ページで確認してほしい。