ウィリアム王子とヘンリー王子の確執、周囲が思うほどではない!?

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ウィリアム王子とヘンリー王子の確執、周囲が思うほどではない!?

4月9日に亡くなったフィリップ王配が入院中だったにもかかわらず、現地時間3月7日にオプラ・ウィンフリーホストのインタビュー番組がオンエアされたヘンリー王子夫妻。非難の声を浴びると、米「CBS」のゲイル・キングが、「フィリップ王配に何かあれば、夫妻はオンエアを延期するよう準備していた」などと語り、代弁者を通じて火種を消すことを試みた。しかし、さすがに挙式の虚偽発言や、フィリップ王配が亡くなったことで、英王室への表立った攻撃ができない状況にあるため、最近はもっぱら、王室レポーターという肩書のジャーナリストで、英王室の暴露本「Finding Freedom」の共同著者であるオミッド ・スコビーが、自身の公式Twitterやメディア経由で広報役を務めるかのように、火消しを行っている。

フィリップ王配の葬儀を欠席したことについては、「メーガン妃は出席を希望したが、妊娠中で医師から止められた」と説明。また、メーガン妃は、「人種差別的な扱いを受けた」と語ったが、生前にフィリップ王配はプライベートを語らなかったため、多くの人が知りえなかったことだが、「ロシア、ギリシャ、イギリス、デンマークという多国籍を背負った王族で、イギリス国籍を取得したにもかかわらず“移民”と揶揄されていたこと」などが報じられると、「フィリップ王配とはとてもいい関係を築いていた」「深い悲しみを感じていて、葬儀には花輪と特別なメッセージをしたためたカードを贈った」「メーガン妃とアーチーが、葬儀の前にエリザベス女王と話した」「女王の誕生日に特別なギフトを贈った」などと、良好関係をアピールする情報が報じられた。

またメディアが、ヘンリー王子が女王の誕生日の前日に帰ったことを書き立てると、オミッドは帰国を認めたうえで、ヘンリー王子の近しい友人が語った話として、「ヘンリー王子は、渡英中に少なくとも2回、個人的にエリザベス女王と会っています。今回の渡英は、フィリップ王配への敬意と女王をサポートするもので、この期間は、家族としてやるべきことに集中しました。土曜日(葬儀の日)は、将来的な話し合いへの口火を切ったものの、問題の解決には至らなかった」と、米「Harper's Bazaar」でヘンリー王子夫妻を擁護した。


まるで不仲のまま別れたようにも思えるが、ロイヤルファミリーの家族に近い関係者は「People」に、「葬儀でウィリアム王子とヘンリー王子が横並びで会話をしたことで、よい再スタートを切りました。ああいう素敵な光景を見られてよかったですが、ことは複雑なのでそう簡単にはいかないでしょう。時間はかかるでしょうが、私の知る限り、一進一退しながらも関係回復を図ることができると信じています」と語った。また歴史家で兄弟の確執などに詳しい「Battle of Brothers」の著者は、「(葬儀の行進で、2人の間に従兄が入ったのはエリザベス女王の指示だと言われているが)振り返ってみると、間に人を入れたのはよくなかったですね。2人は間に人が入らなくても、最終的にはいい雰囲気で歩けたと思います。葬儀の後の2人の振る舞いはとても自然で、まるで昔に戻ったようでしたから」と語っており、フィリップ王配の逝去によって、騒動から1か月余りで家族の再会がもたらされたことで、未来に少し明るい兆しが見えたかもしれない。

文/JUNKO

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