北村匠海、『東京リベンジャーズ』はコロナ禍でリべンジする想いで撮影

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北村匠海、『東京リベンジャーズ』はコロナ禍でリべンジする想いで撮影

和久井健の人気コミックを実写映画化した『東京リベンジャーズ』(7月9日公開)で、「おうちでプレミアムナイト」と題したオンラインイベントが5月10日に開催。北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮、英勉監督が登壇した。コロナ禍での撮影を経て映画が完成したいまの心境について、北村は「大変ななか、1年をかけて撮り切ることができました」と感慨深い表情を見せた。

北村は「(演じた)タケミチはリベンジをすべく過去を変えていきますが、僕らも何度も撮影が中止になったり再開したりして、常にリベンジする気持ちでやってました」と告白。山田も「熱量を切らさず、走りきれたこと。映画が撮り切れたことがここまで感謝だなと思ったのは、この状況だからこそ感じ取れたことなのかなと」としみじみ語った。

龍宮寺堅役の山田裕貴
龍宮寺堅役の山田裕貴

メガホンをとった英監督も「ここにいるみんなが気持ちを切らすことなく、最後まで演じてくれた。本当にちょっと泣きそうです」と溢れる想いを口にし「やっとみなさんにお届けできる、やっとお渡しできると思うとうれしいです」と感無量の様子だった。

『東京リベンジャーズ』は、人生にリベンジするため、過去に戻るたびに成長を遂げていく主人公の花垣武道(北村匠海)と熱い仲間たちとの絆が描かれる胸アツの映画。その後、お気に入りシーンや撮影時のエピソードについてクロストーク。

佐野万次郎役の吉沢亮
佐野万次郎役の吉沢亮

「47都道府県リベンジャーズ」と銘打ち、ZOOMで日本全国のファンたちとリモート中継での交流も行ったなかには、ファンの男性から「人生において大きな決断をする時、後悔しないようにするには?」という質問も。

北村は「僕が思うに、直感を信じてあげること。僕は頭で考えるよりも、いまどうしたいか、いまなにをしたいかで選択するほうがいいほうに進むと信じてます。いまの自分、こうやって『東京リベンジャーズ』に出演している自分を作り上げたのは過去の自分なので」とアドバイス。

鈴木は「自分がやりたいことをどれくらい好きかによるかなと。自分がこれ好きだなというものを見つけてとことん追求するのが大事なんじゃないかなと。あと、目のバキバキさ。これが未来を切り開いていく一番の答えだ!頑張れ!」と目力を見せつけた。

最後にガッツポーズ
最後にガッツポーズ

磯村は「俺はどっちを選んだとしても、後悔してもいいと思う。もしAを選んで後悔したとしても、必ずそれ以上の結果があとで訪れると思っているので。だから後悔を恐れずに、いまなにをしたいかを大事にしたらいいんじゃないかなと」と質問者に語りかけた。

イベントではスクリーンショットタイムも設けられ、大いに盛り上がった。
最後に北村は「本当はここにたくさんのお客さんがいてくれるのを想像して楽しみにしてましたが、残念ながら無観客となりました。でも、そういうなかで、『東京リベンジャーズ』という映画を発表できることが幸せです。いま、映画や音楽など、いろんなエンターテインメントが、どうしても一番最後になってしまっていて、それは仕方がないことですが、僕たちは少しでも熱い想いやいろんな感情や時間をみなさんに提供したい想いでこの作品を作りました。少しでもこの映画を観て、どうなるのかわからない世の中に希望を持ってもらえたらうれしいです」と締めくくった。

取材・文/山崎伸子

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