中国史上初の年齢制限アニメ『DAHUFA』公開日決定!“暴力の饗宴”を描く斬新な予告編に驚愕
中国発の異色のバイオレンスアニメ『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』が7月23日(金・祝)より公開されることが決定。同作より予告編と追加場面写真が到着した。
中国史上初の大人向けアニメ映画として注目を集め、過激な暴力描写で熱狂的な支持を得ている本作。映画の年齢制限制度がなくアニメ映画が子供向けとされる中国本土において、制作側から「13歳未満の鑑賞はお控えください」と自主規制の呼びかけがあったことでも話題となった作品だ。王宮から失踪した皇太子を探す主人公ダフファーが、謎の村で不気味な容貌をした何者かに行く手を阻まれ、戦闘に巻き込まれる姿を描く。
予告編は、国の守護者であるダフファーが、人間と似て非なる奇妙な生き物が暮らす村にたどり着くところからスタート。皇太子とおぼしき人物から拒絶されたダフファーが、絶対的な自らの力を自覚し、怖れを感じながらも戦いに身を投じる姿が映しだされる。どこか懐かしさを感じさせるデフォルメされた絵柄の一方、首が次々と斬り飛ばされていく様子や黄緑&紫の血しぶきが舞うシーンが軽快な音楽とともに描写され、その両極端で斬新な映像に興味がかきたてられる。
またあわせて一挙解禁された場面写真では、村の生き物が顔のパーツを取り外す姿や絵師によって画かれた目や口が市場で売られている様子、転がる生首など衝撃的なシーンが切り取られている。
支配者と村の関係に“階級社会への皮肉”が込められているという『DAHUFA -守護者と謎の豆人間-』。様々な思想と挑戦が盛り込まれた意欲作に注目したい。
文/足立美由紀
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