ゾンビやヴァンパイアとどう違う?映画『東京喰種』の魅力とは
人を喰らう怪人“喰種(グール)”と人間たちの戦いを描く、石田スイの人気コミックの実写映画化『東京喰種 トーキョーグール』(7月29日公開)。ゾンビものともヴァンパイアものとも一線を画する本作の魅力はどんなところにあるのだろうか?
大学生の金木(カネキ)は事故に遭い、喰種の少女の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう…という、いわゆる巻き込まれ型の物語だが、運命に翻弄される主人公と、彼を仲間として受け入れる喰種たち、喰種を排除しようとする人間たちの濃密なドラマが軸となる。
人を喰う怪物といってもそれぞれで、主義主張が変わってくることから喰種同士のバトルにも発展する。ホラーテイストの物語だけに原作コミックやテレビアニメでは残酷なシーンも多かったが、いざ実写化となるとどれだけ原作の世界観を映像化できているのか?ここに注目が集まっているようだ。
ファンの多い作品だけに、それは演じるキャストにとってもプレッシャーだろう。主人公のカネキ役に選ばれた窪田正孝について原作者の石田スイが「カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ」と今回の映画化になくてはならない存在だったそう。
そんなカネキを助ける存在となる女子高生の董香(トーカ)を演じる清水富美加も、トレードマークだったロングヘアを30cmも切っての挑戦。「小学4年生以来、12年ぶりのショートカットです」と気合いの入り方も生半可ではないようで、原作のイメージ通りのキャラクターになっているはず。
まだ、予告編はおろか、劇中の写真なども一切解禁されていない本作。まだ想像のレベルではあるが、原作者のコメントやイメージビジュアルから期待してもよさそうだ。【トライワークス】
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