仲里依紗&小林由美子が子育てトーク!しんちゃん役の小林は「みさえの気持ちがよくわかる」
『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の大ヒット御礼舞台挨拶が8月12日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、ゲスト声優を務めた仲里依紗、チョコレートプラネット(長田庄平&松尾駿)、しんのすけの声を務める小林由美子が登壇。親への感謝や、自身の子育てについて語った。
本作は、「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの第29弾。シリーズ初となる本格風学園ミステリーが展開し、超エリート校の天カス学園に体験入学したしんちゃんとその仲間たちが学園内での怪事件の謎に挑む。7月30日より公開となり、8月11日までの13日間で観客動員数は78.6万人 、興行収入は9.1億円を記録している。
「しんちゃんの大ファンで、ずっと出たかった。本厄にいいことが起きすぎている」という仲は、「私の子どもはもうすぐ8歳なんですけど『学校生活にはこんなに楽しいことがたくさんあるんだよ』とか、伝えられることがたくさん詰まった映画。しんちゃんって、おもしろいけど考えさせられるし、家族で観るのにふさわしい映画」と本作に魅了されたという。公開後には子どもと観に行ったそうで、「いまは声を出して笑えないので、心のなかで『くうー!』と腹筋が割れるぐらいの笑い方を、2人でしていました」とにっこり。「子どもは『もう一回観に行きたい』と言って、今日はおじいちゃん、おばあちゃんと観に行っている。おかわりしています」と語っていた。
すると長田も「本格ミステリー風なので、1回目は犯人は誰なのかとドキドキして観る。また(ミステリーの内容を)わかってから観るというのも、おもしろい。この時、そういえばこういうことをやっていた!って」、松尾も「まんまとミスリードにやられた。犯人がわかった状態でまた観たい」とリピート鑑賞をオススメしていた。
しんのすけとみさえ&ひろしの親子の関係性が見どころとなる映画にちなみ、それぞれが受けた親からの教えや、自身の子育てについて明かすひと幕も。「小さなころに火曜日しか休みがないくらい、習い事づくめだった」という仲は、「小さい時は『なんでこんなにやらないといけないんだ』って思っていたけれど、この仕事を始めるとスケジュールがとても忙しい。週2回休みがもらえる仕事でもないけれど、(子どものころの経験が)活きている。我慢強さが培われたなと思っています」と告白。「いまも暇が怖いくらい。よかったなと思います」と感謝していた。
さらに自身の子育てについて、仲は「自分のペースで、自分なりに勉強を楽しめればいいと思う。押し付けはしない」とモットーを吐露。2児の母でもある小林は、「2人とも口が達者になってきたぶん、朝から大ゲンカをしている。『早く起きなさい!』『いま起きるのになんでそういうこと言うの!』と、いい腹式呼吸の練習になる」と楽しそうに口火を切り、「みさえの気持ちがものすごくよくわかる。しんちゃんの映画を観た後はいつも『この限られた一瞬はいまだけ。こうやって口答えするのもいまだけなんだな』と思って、いまを大事にしようと思う。子どもたちにも感謝を伝えていきたい」としみじみと話していた。
取材・文/成田 おり枝