モナコ王室の双子たち、父アルベール2世大公とアイルランド外遊で大はしゃぎ!?
モナコ公国のアルベール2世大公と、双子の子どもたちジャック公子とガブリエラ公女が、アイルランドを外遊。子どもたちは母親のシャルレーヌ公妃不在でも、立派に外交を成し遂げた。
今回の訪問は、まだアイルランドがイギリスの統治下だった16世紀にエリザベス1世によって設立された、アイルランド最古の由緒あるダブリン大学トリニティ・カレッジの図書館や、学食の改装に充てる費用100万ユーロ(約1億3000万円)を寄贈するため。アルベール2世大公の母親である故グレース・ケリーから引き継いだ伝統であり、また南アフリカ出身のシャルレーヌ公妃の先祖はアイルランド系の血をひいており、同大学にゆかりがあるという。
これまで国内の公務はいくつかこなしてきたものの、今回アルベール2世大公とともに、初めての外遊を行ったジャック公子とガブリエラ公女。
ジーンズに白シャツ、ブルーグレーのジャケット姿のジャック公子と、白と黒地に、赤いヒナゲシの花柄ワンピースという装いで英国に敬意を表したガブリエラ公女。ともに、アイルランドの国花シャムロックの模様の入ったお揃いのマスクをつけ、手をつないで大学を訪れた様子などが、公式Facebookなどに掲載されている。
また「Irish Times」に掲載された動画を見てみると、建物を出て階段から降りる際に、最初は拒絶しながらもアルベール2世大公と手をつないでいるジャック公子とは対照的に、ガブリエラ公女は、階段から飛び降り、また階段に戻るなどおてんばぶりを発揮。ガブリエラ公女の行動は乳母に任せているのか、信頼しているのか、アルベール2世大公はとりわけ気にとめていないようだ。またアルベール2世大公の図書館でのスピーチの際には、後ろの手すりにうつ伏してつまらなそうにしているジャック公子の様子や、2人で道で踊っている様子、アルベール2世大公が座って書類にサインしている様子をのぞき込んだりする、子どもらしい一面も捉えられている。
8月には、南アフリカで耳鼻咽喉科の感染症を患い、療養中の母シャルレーヌ公妃に会いに行った2人だが、アルベール2世大公とともに帰国した後の現地時間9月1日、シャルレーヌ公妃が自宅で倒れ、病院に緊急搬送された。感染症による合併症が原因だったが、すでに退院。アルベール2世大公は、シャルレーヌ公妃がすでに回復していることを明らかにしているが、6歳ともなれば、子どもたちもある程度母親の容体を把握しているはず。
かねてから2人は、欧州のロイヤルキッズのなかでも多くの公務をこなしていると評判だったが、母親が療養中、しかも両親の不仲説が絶えないなかでの公務には、激励や同情の声が寄せられている。
文/JUNKO