ジェイソン・ステイサムが容赦なしにマシンガンをぶっ放す!『キャッシュトラック』本編映像を独占入手
「シャーロック・ホームズ」シリーズや『アラジン』(17)のガイ・リッチー監督と、「ワイルド・スピード」シリーズのジェイソン・ステイサムが『リボルバー』(05)以来16年ぶりにタッグを組んだクライムアクション『キャッシュトラック』が本日10月8日より公開。このたび本作から、ド派手な銃撃戦の一端が垣間見える本編映像を独占入手した。
フランス映画『ブルー・レクイエム』(04)を下敷きに、ステイサム演じる謎の男“H”と大金強奪を目論む一味との壮絶な戦いを描く本作。現金輸送専門の警備会社に雇われた新人の“H”ことパトリック・ヒル。ある日彼の乗ったトラックが強盗に襲われるが、驚くべき戦闘スキルでそれを阻止。さらに再びHの乗るトラックが強盗に襲われるが、犯人たちはHの顔を見るや金も奪わずに逃げてしまう。彼は一体何者なのかと周囲が疑心暗鬼に陥る一方で、全米でもっとも現金が動く“ブラック・フライデー”に大金を狙う強奪計画が着々と進行していた。
このたび解禁されたのは、本作のクライマックスに繰り広げられる熾烈な銃撃戦のワンシーン。“H”が働く警備会社に集められた1億8000万ドルの現金を狙い、強盗グループが一斉に侵入。Hを含め職員たちはあっという間に拘束されてしまう。しかし強盗の隙をついて拘束から抜け出したHは、その驚異の戦闘スキルを活かし反撃を開始。SWATが突入する前に退散しようとする強盗の一味に容赦無く銃を乱射。わずか1分ほどのなかで数え切れないほどの銃弾が放たれる刺激的な映像に仕上がっている。
本作の撮影に当たってリッチー監督とステイサムは、アクションシーンをありのままに映しだすことを決めたという。「ガイはリアルに撮りたくて、僕に格好良くて滑らかな動作をさせないようにしました」と本作のアクションシーン演出の裏側を明かすステイサム。
「緊張感が増していくなかで、登場人物がどのように動くかを計算する基本的な方法で撮影しました。それは、私たちが求めたリアルを作り上げるのに大きな役割を果たした。これは監督自身がなにを撮りたいのか自信を持っていないと難しいことで、ガイはそれをやり遂げたのです」と、久々にコンビを組んだ盟友の演出に太鼓判を捺した。
リッチー監督の長編デビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)で俳優デビューを飾り、いまやハリウッドを代表するアクションスターへと上り詰めたステイサム。その類い稀なる身体能力がフルに活かされた生身のアクションと、その裏に隠された“H”の過去というドラマ性。ステイサムの原点回帰ともいうべき鬼気迫る演技を、是非とも劇場で堪能してほしい。
文/久保田 和馬