キャリア40年のマドンナ、オファーを断って死ぬほど後悔した映画とは?
マドンナが、Paramount+のドキュメンタリー「Madame X」のプロモーションを兼ねて、配信前日にジミー・ファロンが司会を務める米NBCのトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演した。
「Madame X」は、2019年に発売された14枚目のスタジオアルバム「Madame X」を引っ提げて、2019年~2020年にかけて行われたツアーを描いたコンサートドキュメンタリー。マドンナは、「私たちの人生にアートは大事だけど、十分に強調されていないと思うんです。ジェームズ・ボールドウィンにインスパイアされたのですが、『アーティストは平穏をかき乱すもの』ということです。いい意味でね」と語り、ファロンが「良いトラブルですね」と応じると、マドンナはいきなり机の上に横たわり、ミニスカートから下着が見えそうなほど足を後ろにあげたことから、ファロンがおろおろして自らのジャケットを脱いでマドンナの腰に。しかし机から降りて安心したファロンがジャケットを外して椅子に戻る瞬間、後ろ姿のマドンナが観客に向かって自らスカートをめくり、黒いショーツを見せ、観客の平穏を乱すことを実践した。
またマドンナは、40年間のキャリアの中で『ショーガール』(95)と『バットマン リターンズ』(92)でミシェル・ファイファーが演じたキャットウーマン役のオファーを断ったことを告白。作品を観たか問われたマドンナは「両方観ました。『ショーガール』はノー、キャットウーマンはやればよかったと思いました。でも断って死ぬほど後悔したのは『マトリックス』(役どころは明らかにしていないが、メインキャストはキャリー=アン・モスが演じたトリニティ役)です。信じられます?人生の一部に過ぎないですが、映画の中でも最高傑作のひとつ。死ぬほど後悔しました」と語り、ファロンを驚かせた。
またマドンナは、「私についての作品を作りたがる人が多いですが、私のことを知らない人が、男性関係ばっかりにフォーカスして作るものが多く、嘘ばかり。私のことは私が一番よく知っています」と語り、自身の輝かしいキャリアについて描く、映画の脚本を手掛けていることも明らかにした。
文/JUNKO