「エターナルズ降臨!」戸田恵子、杉田智和ら豪華声優陣も期待たっぷり。東京タワーをエターナルズカラーに点灯
『ノマドランド』(20)でアジア系女性監督として初めてアカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオがメガホンをとり、最強ヒーローチームの活躍を描くマーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』(11月5日公開)の公開を記念した「東京タワー10灯式イベント」が10月28日に開催され、日本版声優を担当した戸田恵子、恒松あゆみ、川田紳司、杉田智和、内山昂輝、深見梨加、稲田徹、後藤光祐、金子睦、花輪英司が登壇。豪華声優陣が「エターナルズ、降臨!」の掛け声と共に東京タワーを10色の“エターナルズ”カラーに染め上げた。
本作はアイアンマンやキャプテン・アメリカらアベンジャーズが誕生するよりも遥か昔から地球に存在し、7000年もの間、人知れず人類を見守ってきた<エターナルズ>を描く物語。<エターナルズ>を導いてきたチームの精神的支柱、エイジャック役(サルマ・ハエック)の戸田は「『ノマドランド』を拝見した時に、とてもリアルでドキュメンタリーのようなきめ細やかな作品だなと思った」とジャオ監督の手腕に舌を巻き、「『エターナルズ』をまさかあの監督が!と驚いた。真逆のような作品だと思うので、監督というのは職人、プロなんだなと思った」と大絶賛していた。
これまでも数々のアンジェリーナ・ジョリーの吹替を担当してきた深見が、今回もジョリー演じる女戦士のセナ役を担う。深見は「アンジェリーナ・ジョリーはもともと強い役が多いですが、いままでよりも繊細なところが多い」とセナについて紹介。「繊細だからこそ感受性が豊か。感じて、感じて、それが爆発してしまうみたいな強さがある。繊細なアンジェリーナ・ジョリーの演技もすてきだなと思った」と新たなアンジーの魅力を発見したという。
キンゴ(クメイル・ナンジアニ)役の杉田は「キンゴは<エターナルズ>であることを隠さなければいけないのに、元来の目立ちたがり屋の性格ゆえ、ボリウッドで映画俳優を務めている。『えっ、バレない?』と思うんですが、大丈夫なんです。気になった方は映画を観てください」とアピール。「これから始まる『エターナルズ』の歴史。いろいろなものが積み重なっていきます。今回の映画以外にも様々な展開が予想できる。『エターナルズ』に出てきたキャラがほかの映画に出たり」とワクワクしながら、「個人的にゲームでいっぱい遊ぶので、ボタンを押したらキンゴさんがビームを打つとか、早くやりたいです」とゲーム展開にも期待。「皆さん、今後も『エターナルズ』楽しみ尽くしましょう!」と呼びかけていた。
また「アベンジャーズ」シリーズでニック・フューリーの声優を務めている竹中直人が、スペシャルゲストとしてサプライズ登壇するひと幕も。竹中は「こんなにすばらしい方々と共にこのステージで話せる。とてもうれしい。『エターナルズ』、最高だろうね。いまからドキドキしている」とニッコリ。戸田は「大変ありがたいです。まさか今日、竹中さんからお言葉をいただけるなんて。光栄です」と感激しきりだった。点灯ボタンを押した戸田は、「とても美しい。感動でございます」と輝く東京タワーを見つめていた。
取材・文/成田おり枝