キャサリン妃、英王室メンバーに配慮したブルードレスでCOP26のレセプションへ
イタリアのローマで開催された主要20か国の地域首脳会議(G20)に続き、各国の首脳陣が集結し、現地時間1日より、英グラスゴーで国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が開催。会議後、ケルビングローブ美術館・博物館で行われたレセプションに、英王室からはチャールズ皇太子夫妻とともに、ウィリアム王子とキャサリン妃が出席した。
この日の数時間前には、ウィリアム王子とキャサリン妃はカジュアルルックで、ボーイスカウトとガールスカウトのメンバーと交流し、BBQや、手を泥だらけにしてアクティビティを楽しんでいる様子などが伝えられたが、レセプションでは一変。
ウィリアム王子は、紺のスーツにネクタイ、キャサリン妃は、前髪をあげたシニヨンでまとめたシンプルなヘアスタイルに、御用達のブランド、エポニーヌ・ロンドンのロイヤルブルーのAラインワンピースという装いで、首脳陣たちと楽しそうに話す様子が伝えられている。
ドレスはカスタムメイドで、お値段は推定2400ポンド(約37万5000円)、公の場では初めてのお披露目だが、ロイヤルウォッチャーは、今年のデザインではないと指摘。また、キキ・マクドノーのトパーズのドロップイヤリングとサファイアの婚約指輪というミニマルなジュエリーに、過去にもエポニーヌ・ロンドンのドレスと組み合わせていた、ルパート・サンダーソンのスウェードのパンプスとクラッチバッグというサステイナブルな装いを意識したようだ。
2人はカラーコーデのみならず、現地時間11月11日には、戦没者追悼記念日を迎えることから、共に赤いポピーのバッジでコーデ。しかし、キャサリン妃がエコカラーのグリーンではなくロイヤルブルーを選んだ理由について、ロイヤルウォッチャーの間では、「ビデオメッセージでエリザベス女王が着ていたのも黄緑色、カミラ夫人が着ていたリサイクルドレスもグリーン。かぶらない配慮では」「女性ゲストもグリーンが多いという配慮もあったのでは?」「ロイヤルブルーでロイヤルの存在感を示したかったと思うし、男性陣のスーツはブルー系が多いから、ホストとしてあえて目立たない色を選んだんだと思う」「環境問題は、緑だけではない。ウィリアム王子は海洋への影響も訴えていて、ブルーも象徴的なカラー」と推測するツイートが飛び交っていると「Mirror」などが伝えている。
全世界公開に先駆けて、9月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたシリーズ第25弾『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(公開中)のプレミアイベントでは、キャサリン妃は『007/ゴールドフィンガー』(64)のボンドガールにインスパイアされたジェニー・パッカムのゴールドのドレス、ウィリアム王子はブラックのベルベットのジャケットで登場。また先月行われた第1回アースショット賞の授賞式では、主役のウィリアム王子はグリーンのベルベットのジャケット、キャサリン妃は、着回しのアレキサンダー・マックイーンのライラックカラーのロングドレスを着ていたが、その際にも、「TPOに合わせた装いがパーフェクト」「今回はウィリアム王子を引き立てるために、あえて地味な色を選んだキャサリン妃は素晴らしい妻」「色相環上、グリーンとパープルは反対側にある色の配色。薄めの色でウィリアム王子を立てつつも、グリーンカーペットにも映える計算し尽くされた完璧な装い」と絶賛されていた。
文/JUNKO