田中圭、“妻”原田知世との再会に感激!「横浜流星に蹴られる」と告白も
『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)の完成報告会が11月22日に東京都内で行われ、原田知世、田中圭、西野七瀬、横浜流星、浅香航大、奈緒、坪倉由幸(我が家)、袴田吉彦、片桐仁、野間口徹、皆川猿時、木村多江、佐久間紀佳監督が登壇。田中が「僕は菜奈ちゃんが失われた世界を生きていたので、今回は菜奈ちゃんと一緒に歩む世界線。すごくうれしかったです」と原田演じる妻との再会を喜んだ。
本作は、2019年4月に放送開始されるや衝撃の展開が話題を呼び、SNSでは誰が黒幕であるかを探る考察が白熱したドラマ「あなたの番です」の劇場版。原田と田中が演じる年の差新婚夫婦・手塚菜奈と翔太が、引っ越してきたあの日、住民会に出席したのが菜奈ではなく翔太だったら…というドラマとは異なる“もしもの世界”を描く。
原田は「信じられないくらいのたくさんの反響と応援をいただいたおかげで、劇場版へとつながった。私は諦めていたのに、また新たな人生を翔太くんと歩める。劇場版では幸せな…かな?」とネタバレに注意しながら、「本当にうれしく、幸せに思いながら撮影をしていました」と「あな番」への帰還、翔太との再会に感激していた。
田中は「久しぶりに菜奈ちゃんと翔太くんとして生きるということで、最初は緊張をしていたんですが、いざ撮影現場に行くとすんなりとあのときの空気感が戻ってきた」とにっこり。原田も「すっと戻れた」と同調するなど、息ぴったりの様子を見せていた。
ドラマ最終回に黒幕だったことが判明した黒島沙和役の西野も「反響がすごかった」と周囲の反応について述懐。「どこの現場に行っても怖がられてしまうことがすごくあった。うれしいことではあったんですが、隣に座るのを嫌がられたりしました。ビクビクされた」と黒幕を演じた影響は大きかったという。「一度そういった存在だと皆さんに思われているので、劇場版でもマークされる存在になると思う。黒島ちゃんがどういう行動を起こすのかお楽しみに」とアピールしていた。
ドラマでは黒島と恋仲になる二階堂忍役の横浜は、今回もアクションがあると明かす。横浜は「ドラマ版のときは、台本に“二階堂のアクションではなく、横浜流星によるアクションで“と書いてあって。戸惑いがあった。今回はちゃんと意味のあるアクション。よし!という感じでした」と告白。田中が「まるでドラマが意味のないアクションみたいじゃん」とツッコむと、横浜は「戸惑いがあったんです」と訂正しながら、「“田中圭によるアクション”って書いてあったら、戸惑いません?。臨機応変に対応するということを学びました」と笑顔を見せていた。
すると田中は「ドラマの時から、唯一と言っていい制作陣に思っている文句がある。翔太ってすごくジムで鍛えているくせに、めちゃくちゃ弱い。多江さんとかにもやられちゃう」と恨み節。「ネタバレなんですけど言っていいですか」と切りだし、「僕、またやられるんですよ。横浜流星に。思い切り蹴られている」とこぼしていたが、「堂々とおもしろいから期待して!と言える。お祭りだと思っています」と完成作に胸を張っていた。
取材・文/成田おり枝