寒波に負けずコスプレ美女が集結!「コミケ99」を彩ったハイレベル・コスプレイヤー総まとめ
2021年12月30日、31日の2日間、東京国際展示場で開催された「コミックマーケット99(略称:コミケ99)」。感染予防対策として、参加人数を大幅に制限する形での実施となったものの、それでも会場には11万人ものサブカルファンが集結。“コミケの復活”を印象付ける盛り上がりを見せた。ちなみに「コミケ」といえば、“世界最大規模の同人誌即売会”であるのと同時に、ハイレベルなコスプレイヤーが大勢参加する“コスプレの祭典”としても広く知られている。そんな同イベントに取材参加し、撮影させてもらった美麗レイヤーたちの写真を、数回に分けて紹介する本連載、最終回となる第3回をお届けする。
例年、年末に行われる「冬コミ」では、“寒さ対策”がコスプレ衣装を選ぶ際の重要なポイントとなる。特に今回の「コミケ99」は、事前に天気予報でも寒波の到来が告げられていたため、冬仕様の暖かめの衣装で参加するレイヤーが多いのでは…と予想していたのだが、実際に屋外のコスプレエリアを覗いてみたところ、水着衣装など、布面積少なめのコスチュームを着こなすレイヤーが大勢いたことに驚かされた。
作品別に見てみると、今回もやはり「Fate」シリーズの人気が高く、「Fate/stay night」や「Fate/Grand Order」「Fate/Apocrypha」などのサーヴァントに扮した美麗レイヤーが勢ぞろい。
水着風のコスチュームから自作の甲冑まで、さまざまな衣装を着こなしていて、コスチューム選びの理由を聞いてみたところ、「ギリギリのタイミングまで暖かい衣装にするか迷いましたが、せっかく2年ぶりの『コミケ』に参加するのだから、一番お気に入りの衣装を着たい!という気持ちが勝って。寒いのは覚悟のうえで、こちらの衣装を選びました」とのことだった。
もちろんこれら以外にも、ゲームでは「原神」や「アズールレーン」「アークナイツ」、アニメでは「Re:ゼロから始める異世界生活」や「この素晴らしい世界に祝福を!」、公開11日間で興行収入58億円を突破した『劇場版 呪術廻戦 0』(公開中)などが人気で、これらのキャラクターたち(に扮したレイヤー)も続々と集結。
同日に付近で開催された「となりでコスプレ博2021冬(略称:となコス)」にも、大勢のコスプレイヤー&カメラマンが参加していて、どちらのイベントも終了時間ギリギリまで、各所で写真撮影や交流を楽しんでいる姿が見られた。
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ99」に続き、2022年も「ワンダーフェスティバル2022[冬]」(2月6日、幕張メッセにて開催)や、「AnimeJapan 2022」(3月26日~29日、東京国際展示場にて開催)など、コスプレが楽しめる大型イベントは多数控えている。はたしてこれらのイベントでは、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?非常に気になるところだ。
取材・文/ソムタム田井