父を亡くしたジェイミー・ドーナン、2021年は「人生で最もつらく、最悪の年だった」
新型コロナウイルスの感染拡大によりつらい生活を強いられているのは、セレブとて例外ではない。官能小説を映画化した「フィフティ・シェイズ」シリーズの俳優、ジェイミー・ドーナンもその1人で、人生で一番つらく、最悪の年だったという2021年を振り返った。
テレビドラマ「The Tourist」の撮影のため訪れていた、オーストラリアでの自主隔離生活中に、ドバイで暮らしていた父親を亡くしたジェイミー。「隔離生活があと4日という日に父親が亡くなったのですが、故郷の北アイルランドに帰ることも認められなかったんです。16歳の時、母をすい臓がんで亡くしてから、父がずっと僕を支えてくれました。俳優になってからも僕を応援し、励ましてくれたんです」と、「The Sun」などのインタビューで明かした。さらに、「コロナ禍でたくさんの人々がつらい思いを強いられてきたけれど、僕にとっても2021年はこれまでの人生の中で一番つらく、最悪な年でした」と語っている。
ジェイミーの父親、産科学博士で婦人科学の博士だったジム・ドーナンは、膝の治療で定期的に通っていた病院で新型コロナウイルスに感染し、亡くなった。2005年に慢性リンパ性白血病を罹患してから、北アイルランドのチャリティ団体Leukaemia & Lymphoma NIなど様々なチャリティ活動を行っており、死去が明らかにされたのは同団体のTwitterだった。ドーナンは同時期にしばらくInstagramを更新しておらず、父親の死にも触れていなかった。
オーストラリアは、ワクチン接種の有無をめぐり、世界テニスチャンピオンのノバク・ジョコビッチ選手の入国を拒絶したことでも話題になっているが、セレブに対しても隔離制限などが厳しいといわれている。しかし一部のセレブたちは、自らが貸し切った豪邸で半ば自由な自主隔離を送っており、一方でほとんどの俳優たちが、一般市民と変わらない政府指定のホテルでの隔離生活を強いられているため、格差は歴然だといわれている。特権を利用した不公平感に市民からひんしゅくを買っているとも伝えられていたが、他国と比べオーストラリアの場合は、隔離日程の短縮といった特例は認められていないようだ。
文/JUNKO