木村拓哉「ダブルにうれしい」カンヌ行きの喜びを告白!
沙村広明の人気コミックを木村拓哉主演で映画化した『無限の住人』(4月29日公開)のジャパンプレミアが4月19日に東京国際フォーラムで開催され、木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、三池崇史監督が登壇。第70回カンヌ国際映画祭「アウト オブ コンペティション部門」への選出が決定し、木村が「ダブルにうれしい」と感激の思いを語った。
本作は、不死身の男・万次(木村)が、両親を殺された少女・凛(杉咲花)の用心棒となり、仇討ちのための戦いに身を投じる姿を描くアクション・エンタテインメント。5月17日~5月28日に開催となる第70回カンヌ国際映画祭での公式上映が決定し、上映当日には木村と杉咲、三池監督が現地に渡航する。
木村にとってカンヌ映画祭への参加は、『2046』(2004)以来13年ぶりのこと。木村は「歴史ある映画祭。選んでいただいたことがうれしい」と感激の面持ち。「三池監督が『これは誰でもない、俺から言いたい』ということで、直接ご本人から自分に電話をいただいた。『うれしいお知らせがあります。決まりました』とご報告をいただいて、ダブルでうれしかったです」と三池監督からの直電に、喜びもひとしおだったという。
階段の設けられたステージには、木村が杉咲を、福士が戸田をエスコートして登場。キャンペーンでは全国10都市をめぐったが、木村は「撮影やキャンペーンで築けた関係。自然に彼女をエスコートできる自分がいることがうれしいし、自分がスッと腕を出すと腕を通してくれる杉咲さんがいるのがうれしい」としっかりとヒロインの杉咲と絆を育んだ。
杉咲は「たくさんのお客さんがいらして、劇場に入れない方がいた時があった」とキャンペーンを述懐。「それを聞きつけた木村さんが、『少しの時間でいいので、みなさんにご挨拶できないか』とスタッフさんにおっしゃって。そういう場を設けていただいて、直接『ありがとうございます』とお伝えすることができた」と木村の愛あふれる対応を目にしたそうで、「相手のことを思いやっていらっしゃる姿を拝見して、本当にすごいなと思っていました」と大いに刺激を受けたことを明かしていた。【取材・文/成田おり枝】