カミラ夫人、エリザベス女王のお墨付きで支持率上昇も…故ダイアナ妃の人気は健在
2月6日に在位70年(プラチナ・ジュビリー)を迎えたエリザベス女王が、前日にチャールズ皇太子の即位について触れ、カミラ夫人が王妃として認められることを望むと異例の声明を発表。それを受けて早速「Daily Mail」が、英国調査会社「JL Partners」でロイヤルファミリーについての調査を行った。
1000人以上の英国人に行った調査結果では、カミラ夫人が王妃になることを支持する人が55%と、反対派の28%を大きく上回り、早くもエリザベス女王の影響が感じられる。カミラ夫人は王妃の称号を名乗らないと考えられていただけに、裏切られたと感じる英国民もいる一方で、エリザベス女王のお墨付きを得たことで、チャールズ皇太子とカミラ夫人の支持率が上がり、夫妻が英王室にとって重要であると考える人たちも多いようだ。
しかし全体の支持率は伸びたものの、若い世代ほどカミラ夫人への支持率は低く、18歳以上45歳未満の支持者は44%と、45歳以上の支持者64%と大きく差がついた。また王妃になるべきではないと考える人は、それぞれ33%と24%という結果になった。
カミラ夫人とチャールズ皇太子は、ダイアナ妃と婚姻中に不倫関係であったことから、チャールズ皇太子ともども英国内での人気は高いとはいえず、対照的に、いまだ故ダイアナ妃および、ウィリアム王子とキャサリン妃の人気は根強いようだ。
カミラ夫人がよい王妃になると答えた人は全世代で43%、ならないと答えた人は全世代で29%。しかし、18歳以上45歳未満での回答はよい王妃になるが32%と、ならないと回答した38%を下回った。さらに故ダイアナ妃とカミラ夫人のどちらがよい王妃になるかという全世代に対する質問では、故ダイアナ妃と回答した人が58%に対して、カミラ夫人はわずか16%だった。
王位継承に関する質問では、エリザベス女王が亡くなったあとに継承順位を飛ばして、ウィリアム王子に王位を継承させるべきではないと考える人は51%で、ウィリアム王子に継承させるべきと答えた人の35%を上回った。しかし、18歳以上45歳未満の若い世代の回答を見てみると、それぞれ40%と41%とあまり変わらず、また68%の人たちが、チャールズ皇太子夫妻よりウィリアム王子夫妻の方が、よい君主と王妃になると考えていることも明らかになった。
それでも、昨年比でエリザベス女王、ウィリアム王子、キャサリン妃、アン王女のみならず、チャールズ皇太子、カミラ夫人の支持率が上昇していた。一方で、ヘンリー王子、メーガン妃、とりわけアンドルー王子の支持率がさらに低下している。
文/JUNKO