エリザベス女王、“コロナで死亡説”はフェイク!順調に回復し公務に復帰
新型コロナウイルスに感染したと発表され、健康状態が心配されていたエリザベス女王が公務に復帰。これまでリモートでの公務を2度にわたってキャンセルしていたが、順調に回復しているようだ。
現地時間2月20日にバッキンガム宮殿は、エリザベス女王がコロナに感染し、風邪のような軽い症状が出ているため、引き続き経過観察を続けながら、ガイドラインに従って簡単な公務を続けることを明らかにしていた。
しかし、ジェイソン・リーが手掛けている米ゴシップ情報サイト「Hollywood Unlocked」が、信頼できる情報筋の話として、「エリザベス女王は、英Vogue編集長のエドワード・エニンフルの結婚式に出席する予定だったが、亡くなっているのが発見された」と報じたため、エリザベス女王の死亡説がネット上を駆け巡った。その後フェイクニュースとして非難が殺到したものの、リーは信頼できる筋からの情報であると訂正を拒否していた。
バッキンガム宮殿の公式Instagramには、エリザベス女王が書面で公務を行っている様子がうかがえる一方で、女王の活動がわかる写真の投稿がなかった。また現地時間2月23日にジョンソン首相と電話で公務を行ったものの、気分がすぐれないとして2月22日に1回、2月24日には2回にわたって行われる予定だったリモート公務を断念した。関係者が「Independent」などに語った話によれば、「まだ軽い風邪のような症状がありますが、回復に向かっています。リモート公務をキャンセルしたのは、しゃがれ声を休めるため」だったそうで、しっかり休養したうえで、翌週からの公務に臨む準備をしていると伝えられた。
それを受けてリーは、「私が得た情報が間違っていたようです。心よりエリザベス女王と英王室のメンバーに謝罪します」という声明を発表。誤報であったことを認めた。
2月10日にチャールズ皇太子、2月14日にはカミラ夫人のコロナ感染が明らかになり、エリザベス女王が滞在しているウィンザー城でクラスターが起きていると報じられていた。エリザベス女王は、英国が定めた順番に従い、2021年1月にフィリップ王配と共に新型コロナウイルスのワクチン接種を行ったことを発表しており、ブースター接種も済ませているという。
文/JUNKO