堀田真由、「呪術廻戦」声優と共演しつつもファンと言えず「ようやく言えました。『呪術廻戦』ごっこしています」

アニメーション映画『ブルーサーマル』の初日舞台挨拶が3月4日に新宿バルト9で開催され、堀田真由、島崎信長、榎木淳弥、小松未可子、橘正紀監督が登壇。声優に初挑戦した堀田が「ずっと言っていなかったんですけど…」と照れながら、「『呪術廻戦』がすごく好きで観ていて」と告白。大好きだという人気アニメ「呪術廻戦」に出演している島崎、榎木、小松と共演することとなり、「初日の収録の時にも緊張してしまった。ハマっていて『呪術廻戦』ごっことか楽屋でやっていたのに、皆さんを目の前にすると言えなくなってしまった。ようやく言えました」と語り、周囲の笑いを誘った。

小沢かなの漫画「ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-」をアニメ映画化した本作。上昇気流に乗って空を飛ぶ航空機“グライダー”に青春をかける大学生たちの姿を描く。堀田は、サークル活動や恋愛など充実した“普通の大学生活”に憧れ、長崎から上京してきた主人公の都留たまきを演じている。

堀田が「呪術廻戦」のファンであることを明かすと、島崎、榎木、小松も「そうだったんですね！」と驚きの声を上げ、島崎は「主役がいるぞ」と榎木を見つめ、榎木も「3人とも出ている！」と大きな笑顔。小松が「どんな“ごっこ”をしているか気になります」と興味津々の様子を見せると、堀田は「写真撮ってもらう時に、こうやってポーズするんです」と同作でお馴染みの“領域展開のポーズ”を作り、これには3人も「完全に展開しています」「(ファンだということを)早く言ってほしかった」と大笑いだった。

「初めてのことだらけだった」と声優初挑戦について振り返った堀田。「皆さんにいろいろと教えていただいた。島崎さんには台本の持ち方やマイクとの距離感など、いろいろなことを教えていただきました」と感謝しきり。島崎は「どんどん吸収されていった」、小松も「方言にも、たまきのかわいらしさと強さが表現されていた」と堀田の演技に惚れ惚れとしていたが、堀田は「たまきは私と真逆の性格の女の子。たまきのような天真爛漫な女の子に憧れがあったので、声のお仕事を通してできてよかったなと思います」と喜びを語り、「たまきの勇敢さに心を動かされ、勇気をもらった」と貴重な経験になったという。

また大学生の青春が描かれる映画にちなみ、「この時、青春していたなと思うエピソード」を発表することになると、堀田は「中学の時に体育祭に命をかけていた。クラス対抗リレーでは、クラスのみんなで集まって朝練をした。青春しているなと思いました」と微笑んだ。続いて島崎が「声優になってからずっと青春ですよ」と切り出すと、榎木が「かっこいいな！」とニヤリ顔。島崎は「いくつになっても10代の役をやっている可能性が十分にある仕事。アフレコのたびにチームができて、仲間ができる。声優仲間と友だちになって、旅行に行って、みんなで自分の主演作品を叫びながら前転する遊びをしたり」と修学旅行のような過ごし方もするそうで、「ずっと青春させてもらっています！」としみじみと話していた。

榎木は「大学の友だちの家で、みんなで徹夜でレポートを仕上げたこと。泊まり込みでレポート合宿みたいなことをしていました。話せる範囲だと、これが一番きれいな青春かな」と苦笑い。島崎から「一緒に前転する？」と誘われていた。小松は女子大時代の卒業旅行を振り返りながら、「友だちだけでグアムに行った。青い空、青い海、謎のナンパ！楽しかった！ナンパの仕方がおもしろくて、レストランでシュッてなにかを投げてきたと思ったら、ナプキンで折られたバラだった。でも英語が話せないので、『サンキュー』とだけ…」と青春時代の思い出を披露していた。

取材・文/成田おり枝

※島崎信長の崎は立つ崎が正式表記