動物愛護は?ヘンリー王子、ロデオ大会に出没で物議
現地時間2月24日、財団アーチウェルからウクライナ支持を表明し、現地時間2月26日に開催された全米有色人種地位向上協会(NAACP)主催のイメージ・アワードでのスピーチでは、ウクライナへのサポートを訴えていたヘンリー王子。現地時間3月5日、米テキサス州のフォートワースで開催されたストックヤードロデオ選手権に出没し、またも物議を醸している。
エリザベス女王にインスパイアされ、英王室時代には乗馬をたしなんでいたヘンリー王子は、2003年にオーストラリアの牧場で働いていたこともあるほどの馬好きで知られている。しかし動物の権利および動物福祉の組織は、馬への肉体的な損傷が激しいロデオを、動物を傷つけ苦しめているとして非難している。また、王室時代にメーガン妃が動物愛護組織のパトロンを務めていたことを考えると、行動が矛盾している。「こんな時期にお遊びでロデオとはのんきなものだ」「動物愛護も口先だけ」といった非難の声が寄せられている。
ロデオ大会の会場にサプライズ訪問したヘンリー王子。「ELLE」によると、王子の写真と共に、「土曜日の夜、ヘンリー王子はどこにいた?ストックヤード・ロデオ選手権のバッキングシュートの後ろをぶらぶらしていた!」と目撃したスタッフがSNSに投稿。また会場にいたロデオのトレーナーが、Twitterでヘンリー王子の出没を興奮気味に伝え、「Telegraph」などが、ステットソン・ハットにカウボーイブーツを履いていたと報じている。この投稿は既に削除されており、なんらかの圧力がかかった可能性もある。
しかし、3月8日には夫妻の暴露本を手掛けたオミッド・スコビーが自身の公式Twitterでヘンリー王子の現地での様子を写真付きで投稿。また、2021年に夫妻がニューヨークを訪問した際などにカメラマンが同行していたことが明らかになっていることから、「Daily Mail」の編集者であるリチャード・エデンは、「なんかうさんくさい。テレビショーかなにかのためではないか」と推測しているようだ。
ヘンリー王子は、英国警察による警護がないこともあってか、3月29日に行われる故フィリップ王配のメモリアルイベントを欠席することを明らかにしている。一方で、ヘンリー王子が立ち上げた負傷軍人のための障害者スポーツ大会「インビクタスゲーム」の開催国であるオランダの選手たちと交流し、オレンジのシャツに帽子、サングラスをかけて宣伝する様子を公式Twitterなどに投稿。4月16日から22日までの開催中にハーグを訪れることが明らかになった。また、キャプションではウクライナへの支援を呼び掛けていた。
文/JUNKO