キャサリン妃、外遊最後の装いは訪問地の国旗カラーと自国の国花で敬意
現地時間の3月19日からカリブ海外遊を行っていたウィリアム王子とキャサリン妃が、26日に8日間のスケジュールを終えた。
キャサリン妃は、英国の国花であるバラを彷彿とさせる、英国発リキソーのピンクのワンピースに、エミー・ロンドンのクラッチバッグ、ベージュのカスタニエールのウェッジソールサンダル、日差しが強い場所ではFINLAYのサングラスという装い。ウィリアム王子と共に、2019年にハリケーン・ドリアンによって甚大な被害を受けた、アバコ島のメモリアルや教会を訪問した。また家族と暮らせない子どもたちが暮らすChildren Home、海辺の野外料理Fusion streetfood なども訪問。
そして最後の公務に選んだのは、ウィリアム王子が地球環境のために新たに設立したアースショット賞の1部門を受賞したCoral Vita(サンゴを育て、瀕死のサンゴ礁を活性化させる活動をしている団体)の訪問。これまではビデオコールでの会話だったが、初めて賞を受け取った勝者と、対面で会話をする機会に恵まれた。
忙しいスケジュールを終え、ピンクのドレス姿が細すぎてお疲れムードとも心配されたキャサリン妃だが、ほら貝からとれる自然のバイアグラといわれるconch pistolを飲み干して元気になった様子。
リンデン・ピンドリング国際空港で軍のセレモニーにより見送られたキャサリン妃は、バハマの国旗カラーの一色である黄色に、イングランドの国花の1つである白いバラ模様のアレッサンドラリッチの、襟元のフリルとリボンがフェミニンなシルクのドレスに、ベルトにはシルバーと国旗色の黒をオン。ジャンヴィト・ロッシのパンプスとフェラガモのクラッチバッグ、パトリック・マヴロスのクオーツドロップイヤリングという装い。
もちろん王室のファッションは踏襲されてしかりだが、どちらかというと故ダイアナ妃のファッションを取り入れることが多かったキャサリン妃とあって、1983年にダイアナ妃がオーストラリア外遊で着ていたジャン・ヴァン・ヴェルデンの装いにインスパイアされていると「Daily Mail」が写真付きで伝えている。しかし今回は「Express」が写真付きで伝えている、1947年にエリザベス女王が着ていたドレスに、より酷似しているようだ。
またウィリアム王子は、紺のスーツに白いワイシャツ、赤いネクタイとユニオンジャックカラーの装いで、未来の国王としての愛国心を示した。一方で、ブルーはもちろんのこと、バハマの軍艦旗には国旗色のほかに赤が含まれていることから、訪問地、および軍隊への敬意も忘れなかったようだ。
文/JUNKO