市村正親、尾野真千子、渡辺直美が『ミニオンズ フィーバー』に参戦!吹替版予告も解禁|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
市村正親、尾野真千子、渡辺直美が『ミニオンズ フィーバー』に参戦!吹替版予告も解禁

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市村正親、尾野真千子、渡辺直美が『ミニオンズ フィーバー』に参戦!吹替版予告も解禁

大ヒット中の『SING/シング:ネクストステージ』(公開中)などで知られるスタジオ、イルミネーションが贈る「ミニオンズ」シリーズ最新作『ミニオンズ フィーバー』が7月15日(金)より公開。このたび、本作の日本語吹替声優陣が決定するとともに、吹替版予告編が解禁となった。

ミニオンズたちが目を輝かせ、なにかを願っているシーンに胸キュン
ミニオンズたちが目を輝かせ、なにかを願っているシーンに胸キュン[c]2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

前作『ミニオンズ』(15)では、最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたちがグルーと出会うまでの話にフォーカスが当てられ、イルミネーションらしいアトラクション感抜群の破天荒なストーリーと、ミニオンならではの愛くるしいキャラクター性が観客を虜にし、日本での興行収入は52億円を記録している。

【写真を見る】皮肉屋の悪党ワイルド・ナックルズには市村正親!
【写真を見る】皮肉屋の悪党ワイルド・ナックルズには市村正親![c]2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

本作にて、少年グルーが憧れる世界で最も名高いヴィランのチーム「ヴィシャス・シックス」の創始者で、少年グルーが敬愛する年老いた皮肉屋の悪党ワイルド・ナックルズに、ミュージカル界のレジェンドである俳優の市村正親が決定。世界的に人気がある作品に参加したことについて「『ミニオン』という名作に声の出演が決まった時は僕自身驚きましたが、なによりも息子たちが『ミニオン(の最新作に)出るんだ!嬉しい!楽しみ!』と喜んでくれたことが僕にとっての一番の喜びでした」と我が子たちからの喜びの反応を明かした。

市村は演じるにあたり、「(ワイルド・ナックルズの)仲間を大事にする人情深さ、日本でいうと義理と人情の世界の意識を持った人間味のある雰囲気を演じたつもりです。声質はどちらかというと低めで演じましたが、途中で派手なアクションがいっぱいありますので、ワァ~みたいなセリフ(叫び声)は高い声を使っていたり、シチュエーションによって使い分けました」と「ミニオン」シリーズならではの工夫した点も語った。

また、「(ワイルド・ナックルズの)キャラクターを見て風貌が僕に似ているなと思いました。筋骨隆々というよりは華奢な感じで、僕の親父に似ていて。親父に似ているっていうことは、せがれは僕ですから(似ているなと思いました)。それに最近、親分肌のような役柄も多いので、親しみやすく演じることができました。仲間を大切にするというのが、ワイルド・ナックルズの根底にあるテーマです。グルーとミニオンたちの理念に通じるところがあるのかもしれませんね。僕はまもなく俳優生活が50年になるんですけども、やはり50年やってきた俳優としての重みというか、自然と身についている部分はワイルド・ナックルズと似ている部分があるかなと思います」とのこと。

「彼のユーモアのセンスも、僕も多少は兼ね備えているんじゃないかなという気がしています。正反対な部分はあまり悪いことをしたくないところですかね。彼はグルーが憧れる悪党ですが、僕はやっぱり憧れられる俳優でいたいなと(笑)」と演じたワイルド・ナックルズとの共通点も明かしてくれた。

尾野真千子は、ヴィシャス・シックスの新リーダー、ベル・ボトムに
尾野真千子は、ヴィシャス・シックスの新リーダー、ベル・ボトムに[c]2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

続いて、ワイルド・ナックルズからリーダーの座を奪い、ヴィシャス・シックスの新リーダーとして君臨するベル・ボトム役には女優の尾野真千子が決定。“大のミニオンズ好き”を公言する尾野は「お話しをいただいたときは本当に嬉しかったです。普段、女優をやっていて、このような機会にめぐり会えないのですが、(いつもと)違う新たな自分を見ることができるかもしれないと様々な希望を感じました。一番うれしかったのは、私の親族、姉妹やその子どもに絶対に喜んでもらえるだろうと思ったことで、本当に鳥肌が立つほどうれしくて、今回絶対頑張ろうと思いました」と力強く意気込みを語った。

さらに、吹替えで苦労した点について「監督からビートを刻むような発声とセリフの言い回しについて『いつも踊っているようだけど気の強い、そんなセリフを聴かせてください』とご注文がありまして。でも私のなかにはビートとか踊っているようなものがなかなか見つからず苦労しまして、動きながらセリフを言ったりしました(笑)。人を見下すようなセリフがけっこう多いので、普通の立ち方でしゃべっていると、声が上からにならない(高圧的にならない)ような気がして、これは気持ちからだなと思って。その辺にあった椅子を持ち出し、乗って、けっこう高い位置から『ヘイ、ベイビー!』と演じてみたら、『いいんじゃない!?』とお褒めをいただいたので、『これだ!』と思ってお立ち台を貫きました」と独特のアフレコ方法についても明かしてくれた。

カンフーの達人マスター・チャウには渡辺直美
カンフーの達人マスター・チャウには渡辺直美[c]2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

そして、普段はひっそりと鍼灸院を営み、あることをきっかけにミニオンたちの師匠となるカンフーの達人マスター・チャウ役はお笑い芸人の渡辺直美に。尾野と同じくミニオンの大ファンだという渡辺は「めちゃくちゃうれしいですね。まさかミニオンの世界に入れると思ってなかったのでテンションが超ブチ上りました!本当に大好きで、実はミニオングッズが家にあるんですよ。ですから、すごくうれしかったですし、光栄でしたし、ミニオンたちを助ける素敵な役ということでさらに嬉しかったです」と喜びを爆発させた。

自身の演じたキャラクターについては「マスター・チャウは普段はみなさんの身体をほぐす針灸師ですが、実はカンフー・マスターという違う一面があるカッコいい女性です。かなり強くて、優しそうな見た目ですが、いざというときのカッコよさがハンパないキャラクターです。注目してほしいところは動きや言葉ですね。こんなことが言える大人になりたいと思いました。本当に自分で言いながら勇気をもらったし、子どもたちだけじゃなくて大人もけっこうグッとくる言葉を、マスター・チャウが言ってくれるので。やる気がみなぎるし、彼女の教え方の中に素敵な言葉が入っているのが見どころですね」とその魅力を語ってくれた。

自身とチャウとの共通点については、「もし誰かが外で喧嘩していたら、私は絶対仲裁に入りません。マスター・チャウは『はぁ』となりながらもお客さんに『ちょっと待っていてくださいね』と待たせて(仲裁しに)行きますが、私はもう絶対外には出ません、怖すぎて。そういったところは逆ですね。似ているところはあまりなく、どちらかというとミニオンたちのテンションのほうが似ているかもしれません。適当に『イェーイ』とか言って大人に怒られるパターンが多いので」と笑顔でコメント。

また、本日解禁となった日本語吹替版予告には、パワーアップしたミニオンたちが多数登場。世界的大ヒット作『ジョーズ』を劇場へ観にきたミニオンズと少年グルーだが、あいにく満席。ミニオンズと少年グルーは、オナラ爆弾を爆破させて、劇場を占領する。そんな彼らの前に“ヴィシャス・シックス”が現れ、グルーを誘拐してしまう。グルーを救出するために、ミニオンたちは鍼灸師でカンフーの達人マスター・チャウのもとで強くなるための過酷な修行を開始するのだが…。


タイトルが表すとおり、ミニオンたちのおかしさ&かわいさが大フィーバーしそうな本作。世界的人気キャラの新たな大騒動に期待しよう!

文/山崎伸子

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