是枝裕和監督が4年ぶりにカンヌへ!『ベイビー・ブローカー』がコンペティション部門に選出&6月公開決定
是枝裕和監督が韓国で手掛けた最新作『ベイビー・ブローカー』が、6月に日本公開されることが決定。このたび本作が現地時間5月17日(火)から28日(土)に開催される予定の第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたことが発表され、ポスタービジュアルや追加キャスト情報などが一挙に解禁された。
『パラサイト 半地下の家族』(19)のソン・ガンホ、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)のカン・ドンウォン、『空気人形』(09)のペ・ドゥナに、“IU”として活躍するイ・ジウンら豪華キャストが集結した本作。“ベイビー・ブローカー”を裏稼業にする2人の男と、“赤ちゃんポスト”に赤ん坊を預けようとした若い女が、ひょんなことから出会い、なりゆきから養父母探しの旅に出る姿が描かれていく。
是枝監督の作品がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるのは『万引き家族』(18)以来4年ぶり6度目。同作は第71回の最高賞であるパルムドールに輝き、その後アメリカのアカデミー賞で外国語映画賞(現在の国際長編映画賞)にノミネート。ほかに『誰も知らない』(04)で第57回の最優秀男優賞を、『そして父になる』(13)が第66回の審査員賞を受賞している。
またこのたび解禁されたポスタービジュアルには、ガンス演じるサンヒョン、ドンウォン演じるドンス、ジウン演じるソヨンと赤ん坊の4人が車に乗り込み笑い合う姿がデザイン。そしてすでに発表されているキャスト陣に加え、新たに「梨泰院クラス」(Netflixにて配信中)や『野球少女』(19)のイ・ジュヨンが、ドゥナ演じる刑事のスジンとコンビを組むイ刑事役を演じることが明らかに。
是枝監督と韓国のトップクラスの俳優たちがタッグを組む本作が、カンヌの地でどのような評価を集めるのか。本作から届けられる続報に期待しながら日本公開を待ちたい。