ウィル・スミスの妻、“平手打ち事件”への心境「怒っていないがやってほしくなかった」
現地時間の3月27日に行われた第94回アカデミー賞授賞式で、ウィル・スミスが、脱毛症に苦しむ妻ジェイダ・ピンケット・スミスの丸刈り頭をネタにしたクリス・ロックを平手打ちにした問題について、ジェイダの心境が明らかになった。
「過剰反応だったことは、ウィルもジェイダも同じ意見なのです。ジェイダは、そういったことから守ってほしいと考えるタイプの女性ではありませんから。ウィルのやったことを怒ってはいませんが、やってほしくなかったと考えています。それは不要なことでした」と「Us Weekly」などに関係者が語っており、お互い支えあっている関係ではあるものの、平手打ちという形での擁護は望んでいなかったことを明らかにしている。
ウィルはロックがジョークを口にした際には笑っていたにも関わらず、不機嫌そうなジェイダの顔を見て平手打ちをしたといわれていることから、本人が望んでいなかったとなると、無駄な行為だったことは否めない。
またウィルが平手打ちをしたのち、Fワードを2連発した際の動画では、ジェイダが笑っていたことも明らかになっており、「ロックを殴ったことをおもしろがっていた」という声や、「ロックのジョークを気にしていなかった証だ」という意見もあるようだが、本人は直接的なコメントを出していない。
ジェイダは2020年、ウィルとの結婚生活が破綻して別居中だった2015年に、歌手のオーガスト・アルシーナと不倫していたことを明らかに。その後夫婦の関係は修復するどころか絆が深まったとされているが、現在はオープンマリッジを公言している。
ウィルは『ドリームプラン』(公開中)で主演男優賞を受賞した際に、壇上でのスピーチで映画芸術科学アカデミーや出席者などに謝罪はしたものの、ロックには言及しなかった。翌日にはSNSでロックへ謝罪したが、直接的には謝罪をしていないと言われている。しかしロックが訴訟を望まなかったため、警察沙汰などになることは免れたようだ。
その後映画芸術科学アカデミーの会長、最高経営責任者とオンラインで6分間の会談をした際も謝罪。様々な協議が行われ、当初は現地時間18日にウィルへの処分について明らかにされる予定だった。しかしウィルが協会メンバーの脱退を表明したため、現地時間8日に協議が行われ、今後10年間、アカデミー賞授賞式への出席が禁止された一方で、主演男優賞受賞のトロフィーは剥奪されなかった。またノミネート資格についても言及されていない。
今回の一件で、主演が決まっていたNetflixのアクションスリラー『Fast and Loose』の製作が一時中断となったウィル。さらに「バッドボーイズ」第4弾の製作が一時中止となっており、ほかの企画も追従する可能性が高そうだ。
文/JUNKO