「ゴールデンカムイ」最終回直前!展覧会から実写映画まで、ゴールドラッシュはまだまだ終わらない
先日最新刊となる第29巻が発売され、シリーズ累計発行部数は1900万部を突破。2014年に連載が開始されるや「マンガ大賞2016」や「手塚治虫文化賞マンガ大賞」などさまざまな賞に輝いた野田サトルの「ゴールデンカムイ」が、あす4月28日(木)に発売となる「週刊ヤングジャンプ」22&23合併号でついに最終回を迎える。
物語の舞台は激動の明治後期。日露戦争という死線をくぐり抜けた元軍人の杉元佐一は、想いを寄せた人のために大金を欲し、ゴールドラッシュに沸いた北海道へと足を踏み入れる。そこで杉元を待っていたのは、網走監獄の死刑囚たちが隠したという莫大な埋蔵金への手がかりだった。そして純真無垢なアイヌの少女と出会った杉元は、ともに黄金を求めて旅をすることに。
刻一刻と迫る最終回の掲載に向け、現在WEBコミックサイト「となりのヤングジャンプ」とアプリ「ヤンジャン!」にて全話が無料公開中。最終話となる第314話も4月28日午前10時に追加される予定となっているが、全話の無料公開は同日23時59分まで。おさらいするならいまのうちだ。
また全話無料公開に際して野田から到着した直筆コメントには、6月に刊行予定の単行本第30巻と、7月に刊行予定の最終巻となる第31巻に掲載される、第280話以降で「めちゃくちゃ加筆する予定」との宣言が。「本誌連載版と合わせますと2倍以上楽しめると思います」とのことなので、すでに読んでいる方も単行本の発売を楽しみに待ってほしい。
そして4月28日からは、東京ドームシティ Gallery AaMoにて「ゴールデンカムイ展」が開幕。120点を超えるイラストのほか、作中に登場した民具などの関連資料を多数展示。数量限定のグッズ付きチケット特典や、曜日替わりの来場者特典、さらには会期中イベントも発表されているので、詳しくは公式サイトをチェックしてほしい。東京会場での開催は6月28日(日)まで。以後7月には京都、10月には福岡への巡回も決定している。
さらに2022年10月からはテレビアニメ第4期の放送もスタート。第1期から第3期、OAD第1弾と第2弾は各種配信サービスにて配信されているので、コミックとあわせてこちらも要チェックだ。先日発売された第29巻の帯では実写映画化の一報も伝えられるなど、まだまだ終わらない「ゴールデンカムイ」。今後も続報に注目していきたい!
文/久保田 和馬