男ウケ抜群の小悪魔!『ピーチガール』に学ぶ、こんな女友だちは嫌だ
山本美月とHey!Say!JUMP・伊野尾慧がW主演を務める映画『ピーチガール』(5月20日公開)。97年から04年に「別冊フレンド」で連載され、女子中高生の間で一大ブームを巻き起こした上田美和の少女コミックが原作だ。その連載当時、読者たちに強烈なインパクトを残したキャラクターといえば、間違いなく、主人公・安達ももの友だち、柏木沙絵であろう。
沙絵は小柄で色白で顔も文句なしにカワイイ、天使のような見た目の女の子だが、実は中身は最強最悪の小悪魔!
本当は裏表が激しく、他人の真似や邪魔ばかりしているのだが、キュートなビジュアルと得意のぶりっ子で男ウケは抜群…という、ド直球の“女に嫌われる女”なのだ。この沙絵の活躍(!?)こそが、物語を盛り上げていく起爆剤と言っても過言ではない。
そんな沙絵のぶりっ子悪女っぷりは、もちろん映画でも健在!清純派のイメージが強い永野芽郁が、もも(山本)に異様な敵意を燃やす沙絵を絶妙なバランスで体現している。
ももが狙っていたバッグを先に買って見せびらかしたり、ももを陥れるため嘘をついたりなど、“プチ嫌がらせ”は序の口。さらに、ももが恋心を抱くとーじ(真剣佑)との仲を引き裂くため、とんでもない卑劣な手段に出る。次々とトラップを仕掛けていく沙絵の言動に、観客はこのうえなくハラハラ、イライラさせられるだろう。
まさに、“女の嫌な部分をつめ込んだ”最強最悪のキャラクター・柏木沙絵。「もしも現実にこんな女友だちがいたら?」と想像を膨らませながら映画を楽しむのも一興だ!【トライワークス】
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