カンヌでの公式上映も目前!『ベイビー・ブローカー』波乱を予感させる本予告映像解禁
第75回カンヌ国際映画祭、コンペティション部門に正式出品された是枝裕和監督にとって初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』(6月24日公開)。このたび本作より、本予告映像が解禁となった。
本作は”赤ちゃんポスト”をきっかけに、ベイビー・ブローカーの男たちと赤ん坊の母親、そして彼らを追う刑事たちの物語を描くヒューマンドラマ。是枝監督作品のカンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品は、最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』(18)以来4年ぶり、6回目となる。韓国の製作陣および俳優陣とともに長年温めたオリジナル企画を映画化する是枝監督初の韓国映画となっており、アカデミー賞作品賞『パラサイト 半地下の家族』(20)のソン・ガンホが主演を務めている点にも注目が集まっている。
カンヌ国際映画祭での公式上映を控えるなか解禁となった本予告編では、育てられない赤ん坊を匿名で預けられる”赤ちゃんポスト”から、赤ん坊を横流してマージンを稼ぐ“ベイビー・ブローカー”という商売をする二人の男、サンヒョン(ガンホ)とドンス(カン・ドンウォン)が映しだされる。彼らはある雨の夜に赤ん坊を連れ去るが、翌日思い直して戻ってきた母親のソヨン(イ・ジウン)に見つかったことで、ともに養父母探しの旅に出る羽目になってしまう。「可愛くない」と拒まれたり、値切られるなど、養父母探しに苦戦する一行。さらに、彼らを現行犯逮捕すべく二人の刑事が迫っていた。それぞれの正義の形や思惑が交錯する予告編となっている。
韓国の実力派俳優陣と日本が誇る映画監督が紡ぐ本作はどのような感動を呼ぶのか?いよいよ映画祭での公式上映が迫る本作の続報に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
作品情報へ