未知なる海洋生物が続々!製作費70億円の超大作『オーシャンズ』
科学技術の発展に伴い、地球上で人類の知らない部分はもはやないと思われがちだが、“海”に関してはまだ全体の5パーセントしか調査されていなかったってご存じ? そんな残り95パーセントの未知の領域を研究するため、世界中の科学者が集結し、構想10年にも及ぶ大規模なプロジェクトが敢行された。そのさまを記録したドキュメンタリーが2010年1月22日(金)公開の『オーシャンズ』だ。
製作費70億円を費やし、世界50か所で4年間にわたって撮影された映像の数々が凝縮されたこちらの作品。劇中には北極海から南極海、優雅なサンゴ礁から荒れ狂う氷の海まで、実にさまざまな海の姿が映し出されている。
さらに劇中には、アシカやジュゴン、イルカにペンギンといったかわいらしい生物から、コブダイにミノカサゴ、チンアナゴにシュモクザメといった奇妙な魚たちまで100種類を越す海洋生物が登場。また、ジンベエザメやシロナガスクジラといった巨大な生物たちの姿も映し出されていて、彼らが悠々と大海を泳ぐさまは、観ているだけで圧倒されてしまいそうな迫力だ。
本編撮影時には、アニマトロニクスというコンピューター制御のロボットも導入されており、人間では入り込めない深海の様子も克明に映し出すことに成功している。膨大な時間とエネルギー、そして資金を投入して生み出された本作を通して、海に息付く生命の鼓動を感じ取ってみてはいかがだろう。【トライワークス】
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