のん、門脇麦、大島優子が姉妹を演じる『天間荘の三姉妹』のんの覚悟を切り取る30秒予告と場面写真解禁
高橋ツトムの代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品を、『この世界の片隅に』(16)の製作スタッフが映画化する『天間荘の三姉妹』(10月28日公開)。このたび、本作より30秒予告と場面写真が解禁となった。
現在ハリウッドを拠点に活躍し、ジャン・レノ主演『ドアマン』(21)や『あずみ』(13)、『ルパン三世』(14)の監督として知られる北村龍平がメガホンをとる本作。のん、門脇麦、大島優子が三姉妹を演じ、ひとの生と死、家族や近しい人たちとのつながりをテーマに感動的なストーリーが展開する。交通事故で臨死状態に陥ったたまえ(のん)は、謎の女性イズコ(柴咲コウ)によって天空と地上の間にある「天間荘」に導かれる。異母姉ののぞみ(大島)、かなえ(門脇)らとともに、たまえは旅館の仕事を手伝いながら、“地上に戻る”か“天へ旅立つか”という選択肢に戸惑いながら、自分の魂の行方を模索することになっていく。
解禁となった30秒の予告映像では「いつ愛する人を失うかもわからない、そんな世界で生きてなにになるんですか?」とイズコに問うたまえの姿が映しだされている。「この世界は誰も留まることはできない」と天間荘の大女将、天間恵子(寺島しのぶ)から告げられるたまえ。2つの言葉に秘められた意味を考えさせられる映像となっている。今回の予告編は「どのシーンも全部大好きなんです。とても特別で大切な作品が完成しました」と語る北村監督のアイデアから製作が行われたという。
また、同時に解禁となった場面写真では、目を瞑り手をあわせたたまえら三姉妹の姿が切り取られている。はたしてどのようなシーンを切り取ったものなのか、期待が高まる一枚となっている。
天間荘での人々との交流を通じて、自らの運命と向き合ったたまえは、どのように変わっていくのか?天と地の間でたまえが導き出した答えとは?誰もが考えさせられるテーマを軸に描かれる本作の物語をぜひ劇場で楽しみたい。
文/鈴木レイヤ
※高橋ツトムの「高」は「はしごだか」が正式表記